Magentoとは?ECサイト構築に役立つ特徴や機能を紹介

Magentoは世界中で利用されているECサイトです。とくに海外展開を検討している事業主の中には、Magentoについて、詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。

本記事を読めば、Magentoの特徴や機能、注意点がわかります。海外輸出で売上を増やしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

目次
  1. 1. Magento (マジェント) とは
  2. 2. Magentoの特徴
  3. 3. Magentoの機能
    1. 3-1. 販売管理と顧客管理
    2. 3-2. 拡張機能
    3. 3-3. カスタマイズできる柔軟性
    4. 3-4. SEOに対応
    5. 3-5. ホスティング・サービスを選択する自由
    6. 3-6. 処理システムが高性能
    7. 3-7. モバイル利用の顧客に対応
    8. 3-8. あらゆるデータを可視化できる
    9. 3-9. 複数のWebサイトを一元管理できる
    10. 3-10. 無料版でも高性能
    11. 3-11. 多機能である
    12. 3-12. 堅牢なセキュリティ
  4. 4. Magentoの3つのプランとオススメのユーザー
    1. 4-1. 無料版と有料版の違い
  5. 5. Magentoの注意点
    1. 5-1. ローンチまでに費用と手間がかかる
    2. 5-2. 使用方法が難解である
    3. 5-3. カスタマイズに注意が必要
  6. 6. Magentoが越境ECに適している理由
    1. 6-1. 日本向けのサイトと海外向けのサイトを分けられる
    2. 6-2. 複数の取り扱い通貨をを設定できる
    3. 6-3. 国別にサイトの表示をカスタマイズできる
  7. 7. Magentoをインストールする方法
    1. 7-1. Magento推奨環境
    2. 7-2. ダウンロード
    3. 7-3. インストール
    4. 7-4. 日本語に対応させる
  8. 8. Magentoの導入事例
    1. 8-1. イオンリテール株式会社
    2. 8-2. 株式会社すかいらーくホールディングス
    3. 8-3. 株式会社リード
  9. 9. Magentoと比較されるShopifyとは?
    1. 9-1. 月商数百万円〜数千万円以上の事業規模を目指す人におすすめ
    2. 9-2. 海外向けの販売にも力を入れたい人
  10. 10. Magentoを利用してECサイトを立ち上げよう

Magento (マジェント) とは

Magentoは、アメリカのMagento社が2007年に提供を開始したオープンソースのECプラットフォームです。オープンソースとは、ソースコード(プログラムの元となるテキストファイル)が一般に公開され、自由に利用できるソフトウェアのことです。Magentoはオープンソースのため、透明性や柔軟性が高く、ユーザーは自身のニーズに合わせて、自由にソフトウェアをカスタマイズできます。

2018年に16.8億ドルでAdobe(アドビ)社に買収されたため、現在はアドビの製品ラインナップの1つ「Adobe Commerce」に名称が変更されています。

Magentoの特徴

Magentoの代表的な特徴は以下のとおりです。

  • 年間の取引高は1,550億ドル超
  • 利用しているECサイトは約25万
  • 60以上の言語と50種類を超える通貨に対応
  • 15万人の開発者と300社以上のパートナー企業の協力体制を構築
  • 柔軟性を活かして、変化する消費者の購買パターンにスムーズに対応
  • 有償または無償の拡張機能が提供されており、カスタマイズ性能が高い

日本での認知度は決して高くはないですが、世界中で多くのユーザーが利用しています。

Magentoの機能

Magentoの機能は以下のとおりです。

  • 販売管理と顧客管理
  • 拡張機能
  • カスタマイズできる柔軟性
  • SEOに対応
  • ホスティング・サービスを選択する自由
  • 処理システムが高性能
  • モバイル利用の顧客に対応
  • 共通のバックエンドを持つ複数のWebサイト
  • 分析と追跡
  • 複数のWebサイトを一括で運用
  • 無料版でも高性能
  • 多機能である
  • 堅牢なセキュリティ

機能についてそれぞれ解説します。

販売管理と顧客管理

オープンソースのため、さまざまな機能を拡張できますが、標準搭載の機能だけでもECショップを立ち上げることが可能です。販売管理と顧客管理の主な機能は以下のとおりです。

  • 在庫管理
  • 決済管理
  • 配送機能
  • 分析・レポート機能
  • ニュースレター送付機機能
  • クロスセル・アップセル機能
  • クーポンなどのによるプロモーション管理機能

ECサイトの運営に必要な最低限の機能に加え、売上アップを図る機能も搭載されています。

拡張機能

拡張機能(追加機能)を取り入れることで、Magentoの機能性を向上させたり、AmazonやeBayなどのショッピングモールと連携することも可能です。公式サイトで拡張機能を購入する場合、以下が必要です。

  • アカウントID
  • クレジットカードまたはPayPalアカウント

購入した拡張機能は管理画面から簡単にインストールできます。6000種類以上もある拡張機能の中から必要な機能を選んで理想のECサイトを完成させましょう。

カスタマイズできる柔軟性

MagentoではECサイトを柔軟にカスタマイズできます。オープンソース型であり、自由に拡張機能を取り入れられるからです。ECサイトの運営では、顧客数が増えたり戦略を変更したりすることで、必要な機能も常に変化します。そのため、カスタマイズ性能の高いMagentoを選ぶメリットは大きいといえるでしょう。

SEOに対応

売上を拡大していくためには、たくさんのユーザーに商品ページにアクセスしてもらう必要があります。その点、MagentoはSEOに強いプラットフォームなので安心です。Magentoは常に検索エンジンに最適化するように設計されているのです。

さらに、標準のシステムでSEOに強いだけでなく、SEOを強化する拡張機能も用意されています。売上に直結する重要な要素なので、アクセス数や販売数などの数字を分析しながら、常にSEOを意識した運営を心がけましょう。

ホスティング・サービスを選択する自由

Magentoでは、さまざまなホスティング・サービス(レンタルサーバー)を利用できます。利用できるサービスは、アマゾンAWSやAdobe社のホスティング・サービスなどです。ホスティング・サービスを利用することで、製品やカテゴリのメタデータ(コンテンツを説明するデータ)を自由に設定することが可能です。検索エンジンに対して正確な情報を提供し、SEO効果を高めていきましょう。

処理システムが高性能

商品データを大量に登録したとしても、処理速度を低下させることなく、スムーズに処理することが可能です。Magento2の有償版では、以下のデータを別のデータベースに格納することで処理を最適化しています。

  • 注文情報
  • 商品情報、
  • OMS(在庫管理システム)
  • 決済処理
  • お気に入りリスト

高性能な処理システムのおかげで、運営者は効率的に運営できるといえるでしょう。

モバイル利用の顧客に対応

Magentoはモバイル端末でも閲覧しやすく、操作しやすいサイト(モバイルフレンドリー)です。レスポンシブデザイン(デバイスに合わせて表示を最適化するWebデザイン)を採用しているからです。

モバイル端末に最適化することは、ユーザーの利便性を高めるだけでなく、SEOにも効果があります。グーグルが2015年に「モバイルフレンドリー」をSEOの評価基準に加えたからです。パソコンよりもスマホを使ってWebサイトを閲覧するユーザーが増えたことが背景にあります。モバイルフレンドリーではないサイトがたくさんある一方で、標準でモバイル端末に最適化されていることはMagentoの強みの1つといえます。

あらゆるデータを可視化できる

ECサイトを成功させるためには、データ分析・有効活用が欠かせません。Magentoでは、あらゆるデータを可視化し、一元管理できます。データの一例は以下のとおりです。

  • 平均注文額
  • 顧客生涯価値
  • 顧客維持率

レポートはさまざまな形式で書き出せるだけでなく、レポートの送信を自動化して共有することも可能です。マーケティングには欠かせない機能が備わっているのです。

複数のWebサイトを一元管理できる

Magentoでは、国ごとにサーバーー環境を用意したり、アカウントを作成したりする必要がありません。1回のインストールで複数のWebサイトを構築することが可能だからです。さらに、一元的に管理できるため、効率的にサイトを運営できるのです。

たとえば、1つの商品が複数のWebサイトで販売されている場合、在庫管理は1か所で一元的に行うことができるため、欠品などの心配がありません。顧客データや注文情報も共有されるため、異なるサイト間での情報連携も可能です。複数か国で商品を販売したいと考えている方には欠かせない機能ではないでしょうか。

無料版でも高性能

オープンソース版は無料にもかかわらず、高い性能を誇り、大量のデータ処理にも対応できる仕組みを搭載しています。Magentoの無料版を利用して年間100億円や1,000億円の売上を実現することも可能です。実際に、国内でも無料版を利用して年間で300億円ほどの売上を達成したECサイトも存在します。無料版だから小規模のECサイトにしか対応していないのでは、と心配する必要はないでしょう。

多機能である

Magentoの主な機能を以下の2つに分けて分けて解説します。

フロントエンド

(消費者が利用できる)

機能

・検索

・会員登録

・注文履歴

・5つ星評価

・欲しい物リスト

・多言語機能など

バックエンド

(管理者が利用できる機能)

機能

・注文管理

・配送管理

・在庫管理

・商品管理

・顧客管理

・税管理

・定期購入管理

・取引履歴管理

・レポート機能

・操作ログ機能

・キャッシュ機能

・複数Webサイト管理機能

・商品・顧客データのインポート機能など

上記の機能に加えて、顧客の行動やトレンドにもとづいて、AIによって関連性の高い商品を提案するレコメンド機能などの機能も搭載しています。

堅牢なセキュリティ

MagentoはPCI基準の最高品質であるレベル1を取得しています。PCI基準とは、クレジットカード業界で定められた国際的なセキュリティ基準のこと。堅牢なセキュリティのもとで安心してECサイトを構築することが可能です。また、世界中の開発者が参加するコミュニティもあり、新たに発見された脅威に関する情報をスピーディに入手できる点もMagentoの強みといえるでしょう。

Magentoの3つのプランとオススメのユーザー

Magentoには、次の3つのプランがあり、有料版のライセンス費用は年額 22~125ドルです。

  • 無料のオープンソース版(旧Community Edition)
  • 有料のMagento Commerce版(旧Enterprise Edition)
  • 有料のMagento Commerce Cloud版

それぞれの特徴やプランに適したユーザーは以下のとおりです。

プラン

特徴

オススメのユーザー

Open Source Edition

・無償

・基本的な機能を利用できる

・スタートアップ企業

・小規模の小売店など

Commerce Edition

・無制限にカスタマイズできる

・サポートが手厚い

・見積もり依頼などが処理できる

 ツールを搭載

・コンテンツステージング機能を搭載

・本格的にEC展開したい

 企業など

Commerce Cloud Edition

・サーバーなども提供

・インフラ面はメンテナンスフリー

・24時間の有人管理体制

・ECを主力事業にしたい

 大企業など

想定している商品数や予算に合わせて、最適なプランを選択しましょう。どのプランを選ぶかによって、サポート内容や利用できる機能が異なりますが、基本的な機能はいずれのプランでも利用できます

無料版と有料版の違い

先述のとおり、無料版と有料版では搭載されている機能に違いがあります。以下は有料版のみで利用できる主な機能です。

  • 高度な検索機能
  • 100種類以上のレポート機能
  • 高性能なマーケティングツール
  • 配送元の倉庫が複数ある場合の在庫・配送管理機能
  • ポイント・ギフト機能などの顧客ロイヤルティ向上ツール
  • ドラッグアンドドロップなどのGUI操作による画面レイアウト作成機能

EC事業に本格的に取り組もうと考えている企業は有料版を利用するとよいでしょう。

Magentoの注意点

Magentoを利用する際の注意点は以下のとおりです。

  • ローンチまでに費用と手間がかかる
  • 使用方法が難解である
  • カスタマイズに注意が必要

それぞれについて解説します。

ローンチまでに費用と手間がかかる

豊富な機能を搭載しているゆえに、それらを使いこなしてECサイトを完成させるには時間がかかります。設定やカスタマイズには専門的な知識が求められるからです。

また、無料版ではカスタマーサポートが受けられないため、Magentoを利用してECサイトを構築するには専門の制作会社への依頼が必要となります。一般的な予算は300万円から600万円程度。専門知識と技術を持った制作会社の協力を得ることで、理想のECサイトを構築しましょう。

使用方法が難解である

Magentoをはじめから簡単に使いこなすのは難しいかもしれません。機能が多いことに加えて、アメリカ製品なので一定の英語力が求められるからです。ただし、使っているうちに慣れてきますし、英語に関しては、日本語の翻訳ファイルをインストールすることで、ほとんどの項目を日本語で表示することが可能です。過度な心配はせずに、まずは触れてみましょう。

カスタマイズに注意が必要

カスタマイズした場合、バージョンやセキュリティパッチ(ソフトウェアの脆弱性を修正するプログラム)との互換性が保証されない場合があります。たとえば、カスタマイズによってテーマを変更した場合、新しいバージョンにアップグレードするとテーマの変更が影響を受ける可能性があります。カスタマイズする際は互換性があるかどうかを事前に確認し、カスタマイズ後は正常に動作しているかどうかをチェックしましょう。

Magentoが越境ECに適している理由

Magentoが越境ECに適している理由は主に以下の3つです。

  • 日本向けのサイトと海外向けのサイトを分けられる
  • 複数の取り扱い通貨を設定できる
  • 国別にサイトの表示をカスタマイズできる

それぞれについて解説します。

日本向けのサイトと海外向けのサイトを分けられる

1つのシステムで複数のECサイトを制作・運営できるので、日本語サイトと海外向けのサイトを分けて運営することが可能です。各サイトには異なる言語や通貨、商品ラインナップをそれぞれ設定できます。サイトごとにシステムを導入する必要もなく、注文情報や売上などが一元管理できるため、地域に応じたマーケティング戦略を展開できます。

複数の取り扱い通貨をを設定できる

Magentoは対応通貨が50種類以上あり、サイトごとに通貨を設定できるだけでなく、表示している通貨を別の通貨に切り替えることも可能です。例えば、日本向けのサイトでは日本円、アメリカ向けのサイトでは米ドルといった具体的な通貨で価格を表示することで、ユーザーエクスペリエンス(ユーザーが感じる使いやすさや感動体験)を高めています。

また、価格を表示する際に、ドルといった基軸通貨に変換する必要がないため、国ごとに異なる価格設定を適用することが可能です。異なる国や地域向けにECサイトを展開するのであれば欠かせない機能といえます。

国別にサイトの表示をカスタマイズできる

国ごとにサイトの表示を設定することが可能です。具体的には以下のとおりです。

  • 特定の国や地域にのみサイトを公開し、他の地域からのアクセスを制限
  • 特定の国や地域には表示させるが、購入や決済などの機能を制限
  • 各国の言語や通貨、配送方法などを個別に設定できる

「商品は表示のみで販売しない」状態に設定することで、その商品に興味のある国の需要を販売前に把握できるなど、マーケティングにも役立てられます。国際的にビジネスを展開していくためには、国別の表示設定の機能は重要な役割を果たすといえるでしょう。

Magentoをインストールする方法

Magentoは以下の手順で導入します。

  1. Magento推奨環境を確認する
  2. ダウンロードする
  3. インストールする
  4. 日本語に対応させる

各手順について解説します。

Magento推奨環境

Magentoの推奨環境は以下のとおりです。

項目

詳細

OS

RedHat Enterprise Linux (RHEL), CentOS, Ubuntu, Debianなど

メモリー

2GB以上

Webサーバー

Apache 2.2 or 2.4またはnginx 1.8以上の最新版

データベース

MySQL 5.6など

PHP

7.0.2 / 7.0.4 / 7.0.6-7.0.x / 5.6.5–5.6.x

PHP

エクステンション

curl / gdまたはImageMagick 6.3.7 /

 intl / mbstring / mcrypt / mhash /

openssl / PDO/MySQL / SimpleXML /

soap / xml / xsl / zip / json(PHP7の場合のみ) /

 iconv(PHP 7の場合のみ)

SSL

・HTTPS には有効なセキュリティ証明書が必要

(自己署名 SSL 証明書は対象外)

・ PayPal および repo.magento.com どちらも TLS 1.2 以降が必要

メールサーバー

MTAまたはSMTP サーバー

ダウンロード

ダウンロードの手順は以下のとおりです。

  1. 「Create an Account Now」を選択肢しアカウントを作成
  2. 認証メールを受信
  3. 案内に沿ってダウンロード

アカウントを作成する際は、以下の項目を入力します。

  • 氏名やニックネーム(アカウント名)
  • パスワード
  • メールアドレス
  • 業種や担当業務

インストール

インストールの手順は以下のとおりです。

  1. ダウンロードしたファイルを開く
  2. FTPソフトなどを利用して、サーバー上にファイルをすべてアップロードする
  3. アップロードが完了
  4. データベース(MySQL)を作成し、ユーザー名やパスワードなどの接続情報をメモ
  5. 各フォルダに書き込み権限を付与
  6. 所定のURLへアクセスし、「Agree and Setup Magento」をクリック
  7. 動作環境のチェック
  8. データベース接続情報を入力
  9. Web画面の設定
  10. カスタマイズ
  11. アカウントの設定

上記の手順を参考に、案内される流れに沿って対応することでインストールが完了します。

日本語に対応させる

Magentoを日本語対応させる手順は以下のとおりです。

  • 公式サイトから「Japanese Language Pack for Magento 2」を入手
  • 管理画面の「SYSTEM」からサブメニューを選択
  • 「Web Setup Wizard」を選択
  • 「System configuration」を選択
  • 「veriteworks/m2-japaneselocale」をインストール

管理画面で表示されている言語が日本語に切り替われば作業は完了となります。

Magentoの導入事例

Magentoの導入事例を3つ紹介します。

イオンリテール株式会社

イオンリテール株式会社

画像引用:イオンリテール株式会社

magentoを導入してネットスーパー事業を展開した事例です。店舗ごとにECサイトを構築するのではなく、顧客のネット注文を1つのMagento環境に統合して運営するビジネスモデルを確立しました。これにより、約300店舗に対する注文を効率的に対応することを実現しました。店舗ごとに在庫を確認したり、注文管理する必要がなくなり、運営効率が格段にアップしたのです。

また、膨大な商品点数や顧客アカウント数を処理するために、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)を導入しました。CDNを使用することで、商品画像や静的コンテンツを高速に配信し、サイトの読み込み速度を向上させたのです。

さらに、ユーザーが迅速に目的の商品を見つけられるように、商品の検索性能を向上させるElasticSearchも導入。カテゴリや属性、キーワードなどにもとづいた高度な検索機能を実現しています。

株式会社すかいらーくホールディングス

株式会社すかいらーくホールディングス

画像引用:株式会社すかいらーくホールディングス

Magentoを導入して、モバイルアプリの中にネット注文システムを構築した事例です。顧客が注文時に受け取り店舗と受け取り時間を指定できる機能を備えています。また、地域や時間帯によって異なるメニューを表示する機能も搭載。

Magentoの機能を存分に動作させるために、WebView(アプリの中にWebページを表示させる技術)を活用しています。

株式会社リード

株式会社リード

画像引用:株式会社リード

スパイカメラの販売を手がける株式会社リードは、似通った商品を取り扱っていたため、顧客が探しやすい仕組みづくりを行うためMagentoを導入しました。絞り込み検索の拡張機能を活用することで、ユーザーは細かなスペックや属性を絞り込んで商品を検索できるようになりました。

また、クロスセル(関連商品を提案する販売手法)の拡張機能を活用することで、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という文言とともに関連商品を表示。顧客の興味関心に合わせた追加の商品の提案によって、売上アップを実現したのです。

Magentoと比較されるShopifyとは?

Shopify

画像引用:Shopify

Magentoとよく比較されるECサイトプラットフォームにShopifyがあります。Shopfyがどのような方に向いているか解説します。

月商数百万円〜数千万円以上の事業規模を目指す人におすすめ

Shopifyは個人事業主や実店舗を持たない事業者、初めてECサイトを運営する方におすすめです。3つのプランと利用するユーザー像は以下のとおりです。

 

ベーシックプラン

スタンダードプラン

プレミアムプラン

月額費用

29米ドル(約4,000円)

79米ドル(約11,000円)

299米ドル(約41,000円)

ユーザー像

・ランニングコストを抑えて

 ECサイトを構築したい

 小規模事業者

・販路を拡大する予定がある

 中規模事業者

・複数の従業員を雇用

・販路を拡大する予定がある

 中~大規模事業者

・複数の従業員を雇用

月商の目安

月商500万円以下

月商5,000万円以下

月商5,000万円以上

ECサイトを構築する前に、自分がどの程度の売上規模を目指すのかを考えた上でプランを選択しましょう。

海外向けの販売にも力を入れたい人

以下のように、国内販売のみを検討している場合でも、将来的に海外市場に進出する可能性がある場合は、Shopifyは検討に値するプラットフォームです。

 

ベーシックプラン

スタンダードプラン

プレミアムプラン

133種類の通貨で販売

複数の言語で販売

最大5言語

最大5言語

最大5言語

海外ドメイン

国際価格

国際価格

(バリエーション価格ごと)

ECサイトのアクセスのうち、1割程度は海外からといわれています。海外に住んでいる日本人だけでなく、日本の製品を求めている外国人は一定数いるのです。ShopifyはPayPal(ペイパル)などのさまざまな決済方法が利用できるため、海外展開に向いているECプラットフォームといえます。

関連記事:【2023年版】Shopifyとは?機能やメリット、料金、評判、成功事例を紹介

 

Magentoを利用してECサイトを立ち上げよう

Magentoの特徴やプラン、導入事例について解説しました。1つのMagentoアカウントで複数の国で、その国に合わせた形で商品を販売できるのがMagentoの強みです。

多くの国に進出して、売上を拡大させたいと考えている方はMagentoを使ってみてはいかがでしょうか。サイト立ち上げに専門知識は必要ですが、Magentoに知見があるサイト制作会社もいるので、協力を得ながら理想のECサイトを構築しましょう。