ネットショップの商品登録とは?流れやおすすめの代行会社を紹介
ネットショップの立ち上げや規模拡大に伴って、商品登録をどうするか悩んでいる方もいるかと思います。
そこで本記事では、ネットショップ商品登録を代行会社に依頼するメリットやデメリット、費用相場などを解説します。代行会社の失敗しない選び方もお伝えしているので、ぜひ自社のネットショップ運営にお役立てください。
なお、ECサイト制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はEC幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算に合った最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
ネットショップの商品登録とは?
ネットショップの商品登録とは、自社サイトやECモールに商品を出品する際に、システムに登録・反映させることをいいます。登録する項目は以下の通りです。
- 商品名
- 商品の画像
- 商品の価格
- 商品の説明
- 在庫数
ネットショップの管理画面から直接入力したり、CSVデータから登録を行ったりします。
商品登録の流れ
一般的に、ネットショップの商品登録は以下の流れで行います。
- 原稿の作成
- 画像の選定
- システムへの登録
- 商品ページの公開
まずは商品名や価格、説明など商品ページに記載する情報の原稿を作成します。
次に画像の選定です。自前での撮影や、メーカーから直接画像をもらうなどの方法で画像を入手しましょう。
原稿と画像が揃ったら、ネットショップのシステムに商品情報を登録します。同時に「カテゴリー設定」で商品の属性も登録しておくと、ユーザーの目に付きやすくなります。
上記のプロセスを終えたら、最後に商品ページを公開して完了です。
商品登録作業は時間がかかるので代行会社がおすすめ
商品登録の作業自体は複雑ではないものの、1つ1つの商品の説明を考えたり、画像を選定したりと意外と時間がかかります。商品数が数十〜数百になると、自前ですべて行うのは難しくなるで
しょう。
そこでおすすめしたいのが、商品登録代行です。商品登録のプロセスを依頼することで、自社リソースの削減が可能になります。ワンストップで対応している会社から、部分的に対応できる会社までさまざまです。
商品登録代行に依頼するメリット
商品登録代行がおすすめとお伝えしましたが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ネットショップが商品登録代行を使うメリットをご紹介します。
1. 作業工数削減によってコア業務に集中できる
商品登録作業を外注することで、自社の作業工数を大幅に削減できます。結果、コア業務に集中できるように。
ショップの構築・運営が安定していれば作業は少なくすみますが、立ち上げ直後や新商品の売り出し時期などは、商品登録数も多くなります。
これらを自前ですべて賄うのは大変なので、代行会社へワンストップ依頼または、負担に感じている作業を部分的に依頼するのがおすすめです。
2. 外注化で社内教育のリソースを削減できる
ネットショップの運営にはスタッフの教育も必要です。商品登録のノウハウやデータの扱い方、ショップ運営のルールなど社内教育をしなければなりません。
商品登録を外注すれば、教育リソースの削減も可能です。新しいスタッフの教育を行っていた先輩スタッフの工数が削減され、さらにコア業務に集中できるようになります。
3. 商品登録の安定化・ノウハウの補完ができる
代行会社は商品登録のプロなので、安定した品質の商品登録が可能です。代行会社は、ユーザーの購買促進につながるようなキャッチコピーの作成、画像の編集・選定など豊富なノウハウを持ってい
ます。
作業自体は外注しても、代行会社のノウハウを見て学ぶことが可能です。自社のネットショップ運営におけるノウハウの補完ができるでしょう。
商品登録代行に依頼するデメリット
商品登録代行にはメリットがある一方でデメリットもあります。特に以下の3つには注意しま
しょう。
1. 依頼費用がかかる
当然ながら、代行会社への依頼には費用がかかります。代行会社によって料金形態は異なりますが、商品数に比例して料金がかかる場合が多いです。
しかし、コストを抑えたいあまり「格安」を売りにしている代行会社に依頼するのも要注意。理想のクオリティに達していないケースもあります。
商品登録代行会社を選ぶ際は、自社の予算と目的を明確にし、本当にコストパフォーマンスに優れているのか考えることが大切です。
2. 商品説明が薄くなりやすい
お伝えしたように、代行会社は商品登録のノウハウが豊富です。
しかし、あくまで商品登録全体としてのノウハウであり、依頼元の商品自体については詳しくない場合がほとんど。
すべてを代行会社に任せた場合、商品の良さやストーリーなどが伝わりきらず、商品説明が薄くなってしまう可能性があります。
依頼する際は、代行会社に商品理解を深めてもらうために擦り合わせをしたり、商品説明だけは自社で行ったりなどの工夫が必要です。
3. 実践的なノウハウが蓄積されにくい
代行会社に依頼することで商品登録のノウハウは補完できますが、あくまで見て学べるだけ。実践的なノウハウは蓄積されにくいです。
また、代行会社によって商品登録の作業方法も異なります。将来的に自社で商品登録をしたい場合は、作業を行うだけでなくノウハウ共有をしてくれる会社に依頼したり、部分的な依頼に抑えたりと、完全に任せっきりにならないような工夫が必要です。
商品登録代行会社の費用相場
商品登録代行会社の費用は、どこまで依頼するかによって変わります。代行会社によっても異なりますが、大まかな相場は以下の通りです。
- 画像や商品詳細を自社で提供した上で登録は代行会社が行う:1件200円程度
- 代行会社側がパンフレットなどを元に登録を行う:1件900円程度
商品の元データを提供するかしないかで費用は大きく異なります。何も提供せずに丸投げする場合は、代行会社がパンフレットなどを参考に商品登録をしなければならないため、費用は大きくなります。
おすすめの商品登録代行会社3選
どのような商品登録代行を選ぶべきか悩んでいる方のために、おすすめ商品登録代行会社をご紹介します。
リクサポート株式会社
画像引用:リクサポート株式会社
リクサポート株式会社のおすすめポイント
- 500以上の大量登録を得意とする
- 自社モールからECモールまで対応
- 複数ショップへの商品登録も可能
リクサポート株式会社は、埼玉県に本社を構えるネットショップ運営代行会社です。同社では商品登録代行サービス「商品登録ドットコム」を運営。500以上の大量登録を得意としています。
プラットフォームによって登録の必要条件は異なりますが、自社モールからECモールまでショップ形式を問わず代行可能です。
また自社サイトやAmazon、楽天市場など複数ショップにも対応。商品登録をしているが複数のショップを運営していて工数が間に合わない場合におすすめです。
株式会社シスプロ
画像引用:株式会社シスプロ
株式会社シスプロのおすすめポイント
- ECモールの商品登録代行に強い
- CSVデータからの登録で1件150円(※税込価格は要問い合わせ)から可能
- 別ショップへのデータ移行にも対応
株式会社シスプロは、システムインテグレーションやBtoBプラットフォーム運営、人材サービスなど幅広く事業を展開している会社です。
同社では、商品登録代行サービス「登録プロ」を運営。楽天市場やYahoo!ショッピングなどECモール向けの商品登録に特化しています。CSVデータからの登録となりますが、1商品150円から依頼可能です。(※税込価格は要問い合わせ)
また、別ショップへのデータ移行にも対応。ネットショップのリニューアルなどデータ移行が必要な場合にもおすすめです。
有限会社フェニックスオフィス
画像引用:有限会社フェニックスオフィス
有限会社フェニックスオフィスのおすすめポイント
- 自社サイトからECモールまで幅広い
- 複数ショップの商品登録にも対応
- 100商品単位の月額制なので安心
有限会社フェニックスオフィスは、東京都に本社を構える代行会社です。各種代行サービスを提供しており、商品登録業務にも対応しています。
楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECモールと、カラーミーショップなどネットショップ構築サービスによる自社サイトの商品登録が可能です。
また、複数ショップの登録にも対応。100商品単位の月額制でサービスを提供しています。月額固定なので安心して任せられるでしょう。
商品登録代行の失敗しない選び方
数ある中から自社に合った商品登録代行会社を選ぶためのポイントをご紹介します。特に意識しておきたいのは以下の3つです。
1. 個人ショップからECモールまで対応しているか
代行会社がどのショップ形式に対応しているのか確認しましょう。ネットショップは大まかに「個人ショップ」と「ECモール」に分類できます。
ネットショップ構築・運営サービスを使った個人ショップから、楽天市場やAmazonといったECモールを使っているショップまでさまざま。代行業者の中には「ECモールは可能だが、個人ショップは対応不可」としている場合もあります。
代行業者がどのショップ形式に対応しているのか、事前にチェックしておくことが大切です。
2. 複数の登録方法に対応しているか
ネットショップの商品登録といっても登録方法はさまざま。CSVデータやWebサイトからの抜粋、パンフレット、あるいは紙のカタログなど色々な媒体を使って登録を行います。
依頼したい代行会社がどの媒体に対応しているのか事前に確認しましょう。たとえば、雑誌データを参考に商品を登録してほしいなど、特殊な方法でも対応してくれる場合も。事前の相談でしっかりと擦り合わせを行いましょう。
3. 大量登録に対応しているか
代行業者を選ぶ基準として、大量登録に対応しているかも重要です。ショップ立ち上げで数百件の商品登録が必要だったり、毎月多くの新商品を出していたりする場合は、大量の登録作業が発生し
ます。
大量登録をすべて自前で行うのは相当な労力と時間がかかるため外注するのがおすすめ。代行会社のホームページや問い合わせなどで、何件までの登録に対応しているのか、コストはいくらなのか事前に確認しておきましょう。
【まとめ】商品登録代行を活用してネットショップの業務効率化を図りましょう
ネットショップの商品登録は手間と時間がかかるもの。ユーザーの興味喚起や購買促進につなげるための説明文や写真を用意しなければならず、すべて自前でカバーするのは大変です。商品登録代行会社を活用して自社リソースを確保し、ネットショップの業務効率化を図りましょう。
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