ネットショップの手数料・費用は？代表ショップ10店を徹底比較

ネットショップの開設を予定しているものの、どのサービスを使うべきか悩んでいる方もいるかと思います。サービス選びでネックになるのが「手数料」です。

本記事では、ネットショップの手数料について徹底解説。比較表をもとに各ショップの手数料・費用をまとめているので、ご自身のネットショップ開設にお役立てください。

なお、ECサイト制作会社の探し方・選び方がわからない！という方はEC幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算に合った最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

ネットショップは2種類ある

ネットショップの種類は「ASP型」と「モール型」の2種類に分類できます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

ASP型

ASP型は、プロバイダからシステムを借り、クラウド上でネットショップを構築・運営する形式です。メリットは、ショップを自由にデザインできること。反対に、自前でショップを立ち上げる必要があるため集客が難しいデメリットがあります。

モール型

モール型とは、さまざまなネットショップが1つのモールに出店できる形式を指します。たとえば、楽天市場やAmazonなどが代表例です。大きなモールの中に出店できるため集客しやすいのがメリット。一方で、手数料が高めに設定されているのがデメリットです。

ネットショップ・ECサイトの手数料一覧

ネットショップやECサイトを運営する際は、次のような手数料が発生します。

販売手数料

決済手数料は、クレジットカードやキャッシュレス決済時に、ショップ側がカード会社や携帯会社に支払う手数料です。

決済手数料

販売手数料は、主にモール型のサービスで発生する費用です。商品が1つ売れるたびに販売手数料として一定額を支払う必要があります。

振込手数料

振込手数料は、ショップ運営元に対して売上の出金依頼をする際にかかる手数料です。一定の金額に満たない場合、振込手数料のほか事務手数料がかかる場合もあります。

【比較表】ASP型ネットショップの特徴や手数料

ASP型ネットショップの特徴や手数料を見ていきましょう。まずは、各ショップの手数料の比較表をご覧ください。

Shopify

画像引用：Shopify

Shopifyは、カナダ発のネットショップ構築・運営プラットフォームです。世界175ヶ国で使われており、専門知識がなくても簡単にショップを作れることで人気を集めています。

海外のサービスなので「越境EC」を行う事業者にはおすすめです。多言語・多通貨に対応しており、海外への配送手配も簡単にできます。

2,000以上のプラグインがあるのもShopifyの魅力です。配送手配やSNS連携、マーケティング促進など拡張機能を使えば、自社ショップの販売促進につながります。

初期費用は全プランで無料です。主な費用は月額費用と決済手数料のみ。決済手数料はカードやキャッシュレス決済など「オンライン」と、コンビニや代引きなど「対面決済」で異なります。販売手数料は振込手数料はかかりません。

Shopifyの費用・手数料一覧

BASE

画像引用：BASE

BASEは、初心者でも簡単にネットショップを作れるサービスです。国内180万店舗を達成しており、無料でショップを開設できます。

初心者向けのサポートも充実。チャットでの相談をはじめ、ネットショップ初心者向けのセミナー案内、集客支援などサポート体制が整っています。

初期費用や月額費用は一切かからず、販売手数料や決済手数料といった手数料のみでショップを運営可能です。

BASEの費用・手数料一覧

STORES

画像引用：STORES

STORESは、ネットショップの開設をはじめ実店舗決済のキャッシュレス化、予約システム導入などを行えるサービスです。商品登録や在庫状況の確認なども簡単にできます。

決済手段も豊富で、クレジットカードを含む10種類に対応。コンビニ決済や楽天ペイ、あと払いなどあらゆる決済が可能です。

Instagramとの連携機能も魅力。STORESに登録している商品が1日1回、自動でInstagram上に投稿されます。

フリープランでは、5%の決済手数料とわずかな振込手数料・事務手数料以外に費用が発生しません。低コストでネットショップを運営したい方にはおすすめのサービスといえます。

STORESの費用・手数料一覧

カラーミーショップ

画像引用：カラーミーショップ

カラーミーショップは、ネットショップの構築・運営・管理ができるプラットフォームです。サイト作成や商品登録といった基本機能のほか、クーポン配布やメルマガ配信、分析機能などプラスαの機能も充実しています。

ショップデザインはテンプレートを選ぶだけ。シンプルながらもユーザーの興味を惹くショップを構築できます。テンプレート選択だけでなくHTMLやCSSの編集も可能です。

プランはレギュラー、ラージ、プレミアムの3種類。主な費用は初期費用と月額費用、決済手数料の3つです。販売手数料は発生しません。

カラーミーショップの費用・手数料一覧

※税込価格は要問い合わせ

MakeShop

画像引用：MakeShop

MakeShopは、手軽にネットショップを構築できるプラットフォームです。機能の充実度やデザイン性の高さが魅力で、170種類以上のテンプレートから好きなデザインを選択可能です。プログラミング知識ゼロでも簡単にネットショップを構築できます。

プランはグレード順に「プレミアム」と「エンタープライズ」の2種類。プレミアムでも、メルマガ配信やカスタマーサポートが利用可能です。エンタープライズになると専任のカスタマーサポートが付きます。

初期費用と月額費用、決済手数料が主な費用で、販売手数料はかかりません。

MakeShopの費用・手数料一覧

【比較表】ECモール型ネットショップの特徴や手数料

ECモール型ネットショップの特徴や手数料を見ていきましょう。まずは各モールの手数料の一覧表をご覧ください。

Amazon

画像引用：Amazon

Amazonは、世界最大のモール型ネットショップです。事業者は「Amazonマーケットプレイス」から商品を出品でき、Amazonの知名度を活かした高い集客力が魅力です。FBAと呼ばれる発送代行サービスも運営しており、FBAを利用することで受発送業務すべてをAmazonに委託することができます。

出店プランは、小規模ショップ向けの「小口出品」と、大規模ショップ向けの「大口出品」の2種類です。販売手数料が主な手数料で、商品によって8〜15%が発生します。

Amazonの費用・手数料一覧

楽天市場

画像引用：楽天市場

楽天市場は、国内最大級のモール型ネットショップです。楽天市場に登録しているIDは1億以上。インターネット通販の国内シェアも28%を獲得しており、圧倒的な集客力を活かしたネットショップ運営が可能です。

また、母体である楽天が運営する「楽天ポイント」による集客効果も。毎月0や5の付く日は買い物のポイントが5倍になったり、楽天市場で貯めたポイントを他の楽天サービス全体で使えたりと、ユーザーにとって嬉しい特典が充実。ショップ運営側もポイントを活用した高い集客効果が期待できます。

楽天市場は他のサービスと比べてトータルコストは高めです。ただ、国内トップクラスのユーザー数やポイント制度による圧倒的な集客力を踏まえると、費用対効果は十分といえるでしょう。

楽天市場の費用・手数料一覧

Yahoo!ショッピング

画像引用：Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングは、Yahoo! JAPANが運営するモール型のネットショップです。月間8,600万人のアクセスを誇る検索エンジン「Yahoo! Japan」のトップページや検索結果への送客が期待できます。

日本最大級のキャッシュレス決済サービス「PayPay」と経営統合したことで、PayPayと連携が可能に。大手検索エンジンと大手決済サービスの高い集客力を活かしたネットショップ運営ができます。

初期費用と月額費用、販売手数料は0円。ただ、ストアポイントやキャンペーンの原資負担など、Yahoo!ショッピングならではの諸費用が発生します。

Yahoo!ショッピングの費用・手数料一覧

メルカリShops

画像引用：メルカリShops

メルカリShopsは、株式会社メルカリが運営するモール型のネットショップです。初期費用や月額費用がかからない上に、フリマアプリ「メルカリ」のユーザー向けに商品を掲載できます。

ネットショップの基本機能以外も充実。商品を時間帯指定で割引できる「タイムセール機能」や、自社サイトや他のネットショップと連携できる「API連携」といった便利な機能も揃っています。

初期費用や月額費用、決済手数料は0円。10%の販売手数料と一律200円の振込手数料のみとシンプルな仕組みとなっています。

メルカリShopsの費用・手数料一覧

【まとめ】ネットショップの手数料について

ネットショップによって手数料の金額は異なります。初期費用や月額費用がゼロでも販売手数料が高めのショップや、反対に手数料は安いものの初期費用や月額費用が高めのショップなどさまざまです。サービスの機能や使いやすさとトータル費用を踏まえた上で、自社に合ったネットショップを選びましょう。

なお、ECサイト制作会社の探し方・選び方がわからない！という方はEC幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算に合った最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。