ECサイトの決済方法でおすすめのサービス5選!選ぶポイントも紹介

ECサイトの決済方法でおすすめのサービス5選!選ぶポイントも紹介

「ECサイトへの決済サービスで何を選択するべきかわからない」とお悩みですか?クレジットカードだけ対応しておけばいいとお考えであれば、機会損失が発生するかもしれません。本記事を読むことで、ECサイトの決済方法の種類や特徴、メリット・デメリットまでを理解して検討できるようになります。ぜひご活用ください。

なお、ECサイト制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はEC幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算に合った最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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目次
  1. 1. ECサイトではオンライン決済が圧倒的に多い
    1. 1-1. オフライン決済はカバーするべき?
  2. 2. ECサイトで人気の決済方法
    1. 2-1. クレジットカード決済
    2. 2-2. 代金引換
    3. 2-3. 銀行振込
    4. 2-4. 携帯キャリア決済
    5. 2-5. 電子マネー決済
    6. 2-6. コンビニ決済
  3. 3. 決済システムを選ぶ時のポイント
    1. 3-1. 必要な決済方法がカバーされているか
    2. 3-2. 十分な導入実績があるか
    3. 3-3. セキュリティ面がしっかりしているか
    4. 3-4. コストは予算に合っているか
    5. 3-5. サポート体制は充実しているか
  4. 4. 決済代行サービス5選
    1. 4-1. SBペイメントサービス
    2. 4-2. ゼウス決済サービス
    3. 4-3. ペイジェント
    4. 4-4. ソニーペイメントサービス
    5. 4-5. Paypal(ペイパル)
  5. 5. ECサイトの決済方法について種類やサービスを紹介しました

ECサイトではオンライン決済が圧倒的に多い

ECサイトではオンライン決済が圧倒的に多い

(画像引用元:総務省

総務省が発表した「令和3年 通信利用動向調査報告書」によれば、ECサイト上で商品・サービスを購入した際の決済方法は「クレジットカード払い」や「電子マネーによる支払い(QRコード決済や交通系カード)」などのオンライン決済が多数を占めているとのこと。とくに、クレジットカード払いは全体の75.7%と利用率が高くなっています(電子マネーは28.1%)。

ほかにも「インターネットバンキング・モバイルバンキングによる振込(16.2%)」や「通信料金・プロバイダ利用料金への上乗せによる支払い(16.2%)」などのシェアも決して低くないことがわかります。

オフライン決済はカバーするべき?

では、コンビニ支払いや銀行振込などのオフライン決済はカバーしなくていいのかというと、そうでもありません。

「コンビニエンスストアでの支払い」は33.1%、「銀行・郵便局の窓口・ATMでの振込・振替」は21.4%と決して無視できない割合です。また代金引換(代引き)は20.2%と、まだまだ需要が高い決済方法であることがわかります。クレジットカードを持たない層も一定数いるため、オフライン決済もカバーしたほうが売上を伸ばせるでしょう

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ECサイトで人気の決済方法

決済方法

特徴

クレジットカード決済

圧倒的なシェアを誇り、EC決済では必須

代金引換

商品を届ける配達員にその場で代金の支払いを済ませて商品を受け取る方法

銀行振込(ネット銀行振込)

銀行ATMや窓口、ネットバンキングで指定の口座に振り込む方法

携帯キャリア決済

購入した商品の支払いを携帯料金の請求とまとめる方法

電子マネー・ウォレット決済

事前チャージして決済に使うタイプの決済方法

コンビニ決済

コンビニエンスストアの窓口で支払う方法

クレジットカード決済

EC決済で圧倒的なシェアを誇るクレジットカードには、ECサイト決済で利用される多くのメリットがあります。利用者としては、セキュリティリスクが低く、即時決済できるのが人気の理由でしょう。

ユーザー側のメリット・デメリット

<メリット>

  • ポイントやマイルがつく
  • 手数料がかからない
  • セキュリティがしっかりしている
  • 利用履歴が確認できる

<デメリット>

  • 年会費が必要なケースがある

ショップ側のメリット・デメリット

<メリット>

  • 利用者が多く販売機会が増加する
  • すぐに決済されるため資金回収が容易

<デメリット>

  • 決済手数料がかかる
  • 第三者による不正利用で返金処理が必要なことがある

代金引換

代金引換はいわゆる「代引」と呼ばれる決済方法です。商品を届ける配達員にその場で代金の支払いを済ませて商品を受け取ります。

ユーザー側のメリット・デメリット

<メリット>

  • クレジットカードを持っていなくても利用できる
  • 自宅で現金と引き換えに商品を受け取れるためシンプルでわかりやすい

<デメリット>

  • 代引手数料がかかる

ショップ側のメリット・デメリット

<メリット>

  • 一定のニーズがある方法のため、カバーしておくと機会損失を防げる

<デメリット>

  • 手数料が高い

銀行振込

銀行振込は、銀行ATMや窓口から指定の口座に振り込む方法です。商品購入後に、EC事業者から料金と振込口座を提示されて振り込みます。古くから馴染みのある決済方法であり、BtoBや高額決済で利用されています

最近ではネット銀行決済を取り入れるECサイトも増えています。ネット銀行決済は、購入後にネット銀行にログインするだけで支払いが完了する方法です。銀行振込よりも振込ミスの心配がありま
せん。

類似の方法として「自動引き落とし」もあります。一度登録すれば毎月決まった金額が口座から引き落とされる方法で、新聞や雑誌の定期購読、ファンクラブ会費などでも利用されています。

ユーザー側のメリット・デメリット

<メリット>

  • クレジットカードのように使いすぎてしまう心配がない
  • クレジットカード決済が怖い場合に利用しやすい

<デメリット>

  • わざわざ銀行に行かなくては振り込めない

ショップ側のメリット・デメリット

<メリット>

  • 長い間銀行決済だけを使っているユーザーもいるため、クレジットカード決済の代替オプションになる

<デメリット>

  • 入金されたら消込作業が必要なため管理コストがかかる
  • 振込を忘れてしまうユーザーもいる

携帯キャリア決済

携帯キャリア決済は、購入した商品の支払いを携帯料金の請求とまとめるというもの。ソフトバンクやNTTドコモ、au・ワイモバイルが提供しており、クレジットカードを持たない若年層に人気の決済方法です。購入後にログインしたら4桁の暗証番号を入力するだけで決済できる手軽さが特徴
です。

ユーザー側のメリット・デメリット

<メリット>

  • クレジットカードのように長い番号を入力する必要がない
  • スマートフォンからでも手軽に決済ができる

<デメリット>

  • 一部の大手キャリアでしか利用できない

ショップ側のメリット・デメリット

<メリット>

  • 10~20代のユーザーが多いビジネスとの相性がいい
  • 購入ハードルが低いためユーザー層を広げやすい

<デメリット>

  • クレジットカードと比較して手数料が高い

電子マネー決済

電子マネーは、事前チャージして決済に使うタイプの決済方法。ECサイトでも利用できるところが増えてきています。代表的なものでいえば、SuicaやPASMOなどの交通系、nanacoやWAONなどの流通系があります。ほかにも、クレジットカード系のiDなど種類が豊富なのも特徴。普段から使っている人が多いため、EC決済でも使う人が少なくありません。

ユーザー側のメリット・デメリット

<メリット>

  • 利用額に応じてポイントやキャッシュバックがもらえる
  • チャージした分しか使えないため安心感がある

<デメリット>

  • 盗難・紛失すると誰でも使えてしまう

ショップ側のメリット・デメリット

<メリット>

  • 即時決済で未回収リスクがない

<デメリット>

  • プリペイドタイプのものが多く高額決済には向いていない

コンビニ決済

全国に展開する大手コンビニエンスストアは、集金代行サービスをしています。コンビニ決済は、ユーザーが商品購入後に「払込票」か「払込用番号」をコンビニエンスストアに持って行けば窓口で支払いを受け付けてくれます。

ユーザー側のメリット・デメリット

<メリット>

  • クレジットカードを持っていない人でも利用できる
  • 24時間営業のコンビニエンスストアは利用しやすい

<デメリット>

  • コンビニエンスストアに行かないと支払いできない

ショップ側のメリット・デメリット

<メリット>

  • クレジットカードを使わない層をカバーできる

<デメリット>

  • オンライン即時決済ではないため、支払い遅延や支払い忘れの恐れがある
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決済システムを選ぶ時のポイント

決済システムを選ぶ時のポイント

決済システムを導入してから後悔しないためにも選ぶポイントを抑えておきましょう。

必要な決済方法がカバーされているか

決済システムを選ぶ際のポイントは、ユーザーが利用すると想定される決済方法がカバーされているかどうかです。決済システムは、ECサイトの使い勝手を左右する要素だからです。自分の使いたい決済システムがなければ、よほど欲しいものでない限りユーザーは離脱してしまうでしょう。

ユーザーが商品をカートに入れて、自分がいつも使っている決済手段がなければそのまま離脱してしまう、いわゆるカゴ落ちが発生します。カゴ落ち率はECサイトの売上に直結するため、十分に検討したいところです。

 

十分な導入実績があるか

決済サービスの機能と信頼性を測る上で重要なのは導入実績です。大手で導入されているのか、同業種で導入されているのかといった点は、決済システムが十分な機能と信頼性を持つ指標になります。

とくに、大手企業で採用されている決済サービスであることは大きなチェックポイントになるでしょう。なぜなら、大手企業では、導入の際に多くの審査を通すことになるからです。つまり、大手企業に採用される決済サービスは、十分なサービス安定性とセキュリティを確保していると判断でき
ます

セキュリティ面がしっかりしているか

個人情報を取り扱うECサイトでは、セキュリティはとくに気を配りたいポイント。個人情報が漏えいしてしまえば、ECサイトはユーザーからの信用を失うだけでなく、急激な顧客離れを引き起こします。

自社サイトのセキュリティがしっかりしていても、決済サービスから情報漏えいすることがないように確認しましょう。決済サービスのセキュリティを確認する際には、以下の3つを見ます。

  • PCI DSSVISAやAmerican Expressなど、国際クレジットカードブランド5社が策定したセキュリティ基準。審査機関の審査を通れば取得できるISMS認証社内の情報セキュリティを管理する取り組みを第三者機関から認証を受けて取得できる
  • プライバシーマーク個人情報を適切に保護していることを第三者機関からの認証を受けて取得できる

コストは予算に合っているか

決済サービスを導入するにあたって、自社ECサイトを改修しなくてはいけません。改修にはコストが発生しますので、なるべくスムーズにシステムを組み込めるサービスが望ましいでしょう。連携機能が整っていてや導入サポートを受けられれば、短期間で導入できます。

また、月額費用や決済手数料・トランザクション費用も比較検討のポイント。1回あたりの決済手数料は微々たる違いだとしても、1,000回、1万回と決済していけば大きな差になります。

サポート体制は充実しているか

なにかトラブルがあったときに、すぐ対応してもらえるのかもポイントです。決済エラーが発生するとユーザーは不安になるからです。最悪の場合キャンセルされて機会損失になります。

基本的にECサイトは24時間営業です。そのためサポートも24時間対応してくれるほうが望ましいでしょう。

決済代行サービス5選

決済サービス

対応決済方法

セキュリティ

SBペイメントサービス

全24種類

・PCI DSS準拠

・ISMS認証

・プライバシーマーク取得

ゼウス決済サービス

全12種類

・PCI DSS準拠

・ISMS認証

・プライバシーマーク取得

ペイジェント

全17種類

・ISMS認証

ソニーペイメントサービス

全12種類

・PCI DSS準拠

・ISMS認証

・プライバシーマーク取得

Paypal

1種類

・PCI DSS準拠

SBペイメントサービス

SBペイメントサービスは、ソフトバンクグループが展開する決済代行サービス。多くの決済方法に対応しており、幅広いニーズに応えてくれます。AI不正検知システムや本人認証サービスも搭載しているので、セキュリティ面も安心です。

多数の大手企業への導入実績もあり、信頼性は十分。申し込みから利用開始までは、3週間~2ヵ月程度が目安です。

<対応決済方法>
  • クレジットカード決済
  • コンビニ決済
  • 後払い決済
  • Paypal(ペイパル)
  • メルペイネット決済
  • 銀聯ネット決済
  • プリペイドカード決済
  • Tポイントプログラム(オンライン決済)
  • Amazon Pay(オンライン決済)
  • LINE Pay
  • Apple Pay
  • 口座振替サービス
  • PayPay(オンライン決済)
  • キャリア決済
  • ウォレット決済サービス(Type-Y)
  • 永久不滅ポイント決済
  • Alipay国際決済
  • 楽天ペイ(オンライン決済)V2
  • Google Pay
  • Pay-easy決済
  • 電子マネー決済
  • リクルートかんたん支払い
  • 総合振込決済
  • ネットマイル決済

ゼウス決済サービス

ゼウス決済サービスは、創業25年を超える豊富な実績を持つ決済代行サービス。運営会社の株式会社ゼウスはSBIグループ企業であり、多くのSBIインシュアランスグループで導入されています。

売上データの確認や閲覧ができる管理機能、不正利用のリアルタイム監視など充実した機能も魅力。申し込みから最短8営業日~2週間程度でサービス開始できます。

<対応決済方法>
  • クレジットカード決済
  • 端末決済
  • Bizクレカ(BtoB決済)
  • BizクレカConnect
  • 請求書決済(クレカQUICK)
  • SMS決済
  • メール決済
  • コンビニ決済
  • 銀行決済
  • キャリア決済
  • 後払い決済(コンビニ/銀行/郵便局/スマホ決済アプリ)
  • あと払い(ペイディ)

ペイジェント

ペイジェントは、NTT DATAと三菱UFJニコスの合併会社によって運営されています。全17種類の決済方法を揃え、問い合わせ段階から導入後までのしっかりしたサポート体制が充実。また、複数の決済方法を選んでも簡単にシステムに組み込めるだけでなく、申込みから5営業日でサービス開始できるスピード感も魅力です。

<対応決済方法>
  • クレジットカード決済
  • コンビニ決済
  • 後払い決済
  • ATM決済(ペイジー)
  • 銀行ネット決済
  • キャリア決済
  • 銀行振込(仮想口座方式)
  • 口座振替(ワイドネット)
  • あと払い(ペイディ)
  • 楽天ペイ(オンライン決済)
  • WebMoney決済
  • Apple Pay
  • Google Pay
  • PayPay(オンライン決済)
  • 銀聯ネット決済
  • Alipay国際決済
  • SEIKYU+

ソニーペイメントサービス

ソニーペイメントサービスは、高速決済が可能なe-SCOTTをサービスとして提供しています。e-SCOTTはカード会社にダイレクトに接続するため、他の決済サービスよりも待ち時間が少なくスムーズ。待ち時間が長いとユーザーが離脱するリスクが増すため、高速レスポンスを提供できるのは魅力といえます。

導入実績も豊富で大手企業がずらり。大量のリクエストも安定して処理してくれる安心感があり
ます。

<対応決済方法>
  • クレジットカード決済
  • アプリ決済
  • 外貨決済
  • 銀聯カードネット決済
  • コンビニ決済(オンライン発番)
  • コンビニ・ゆうちょ決済(払込票)
  • Pay-easy銀行振込(銀行ATM)
  • Pay-easy銀行振込(オンラインバンキング)
  • 口座振替
  • 後払い決済
  • キャリア決済
  • 電子マネー決済

Paypal(ペイパル)

Paypalは世界的に多くのユーザーが利用する大手オンライン決済サービスの1つ。ログインするだけで簡単に決済が完了する手軽さと、強固なセキュリティで守られた安全性が魅力です。デビット・クレジットだけでなく銀行振込にも対応しています。

Paypalを使っているユーザーは世界で3億人以上、2,400万以上のショップが導入しています。海外展開するECショップでは抑えておきたい決済サービスといえるでしょう。

<対応決済方法>

Paypalのみ

ECサイトの決済方法について種類やサービスを紹介しました

ECサイトの決済には多種多様な方法があります。しかし、数が多いだけに個別で導入するのはコスト・時間の面でも現実的ではありません。そのため、本記事で紹介したような決済サービスを利用するのがおすすめです。もし、自社ECサイトでの決済サービスにお悩みの場合は、本記事を参考にしてみてください。

なお、ECサイト制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はEC幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算に合った最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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