makeshopとは?メリットや機能、料金など解説
「自社にmakeshopを導入しようか迷っている」といった企業担当者の方はいませんか?
コストを抑えながらECショップを開設できるmakeshop(メイクショップ)。
そこで今回は、makeshopのメリットや機能、料金など、口コミや導入事例を踏まえてわかりやすく解説していきます。
なお、ECサイト制作のツールの探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算を弊社コンサルタントがヒアリングし、ツール選定についてアドバイスします。相談料は一切無料です。
makeshopの基本情報
makeshop(メイクショップ)とは、GMOメイクショップ株式会社が運営しているECサイト構築サービスです。
流通額は、2023年3月時点で11年連続1位を記録。アパレル、家電、食品などの業界や、大手から中小企業まで幅広い導入実績があります。費用を抑えながらECサイトに役立つ機能を数多く使えるだけでなく、手厚いサポートを受けられるなど、コストパフォーマンスの良さが特徴的です。
次の章では、料金について詳しく解説しています。導入前に確認しておきましょう。
makeshopの料金
makeshopは、おもに「プレミアムプラン」と「makeshopエンタープライズ」といった2つの料金体系を展開しています。
以下は、料金価格一覧です。(2023年6月時点)
プレミアムプラン |
makeshopエンタープライズ |
|
月額プラン料金 |
12,100円 |
60,500円〜 |
初期費用 |
11,000円 |
110,000円 |
クレジットカードの決済手数料 (※makeshopペイメント利用時) |
Visa/ Mastercard 3.19%〜 |
Visa/Mastercard 3.14% |
JCB/American Express/ Diners 3.49% |
JCB/American Express/ Diners 3.49% |
|
クレジットカード決済の月額費用 (※makeshopペイメント利用時) |
1,100円 |
0円 |
【出典:makeshop_料金プラン】
makeshopで人気の「プレミアムプラン」は、初心者の方でも安心して利用できるよう、ECアドバイザーに相談できるなど、サポートが充実しています。長期割引で最大15%になるなど、お得に利用できます。
「makeshopエンタープライズ」は、高機能なカスタマイズをしたい企業におすすめ。
例えば、ECサイトと実店舗のデータを統合し、相互で販売促進や集客ができます。また、直接購入者に商品を送れる「産地直送」や「メーカー直送」に特化した機能なども利用可能です。定期的にアップデートやバックアップを行うなど、安全なセキュリティ体制となっています。
「プレミアムプラン」よりも「makeshopエンタープライズ」は、「月額プラン料金」と「初期費用」が高額です。しかし、「クレジットカード決済の月額料金」が0円のほか、利用できるサポートや機能が多くなっています。
次の章では、4つの機能例を取り上げ解説しているので、しっかり読んで自社に適切な機能があるかをチェックしておきましょう。
makeshopの機能
makeshopには、651種類もの機能があります。
以下は、「プレミアムプラン」「makeshopエンタープライズ」の主要機能一覧です。(2023年6月時点)
主要機能 |
プレミアムプラン |
makeshopエンタープライズ |
システムカスタマイズ |
- |
○ |
専用サーバー構築 |
- |
○(※別途開発費用) |
カスタマーサポート |
○ |
○ |
運営サポート |
○ |
○ |
外部サービス連携 |
○ |
○ |
まとめ買い割引機能 |
○ |
○ |
分析・メールマーケティング |
○ |
○ |
WEB接客クーポン |
○ |
○ |
クーポン機能 |
○ |
○ |
メルマガ機能 |
○ |
○ |
デザイン機能 |
○ |
○ |
スマホサイト制作 |
○ |
○ |
販売予告機能 |
○ |
○ |
会員制ショップ構築機能 BtoBオプション機能 |
○ |
○ |
独自ドメイン設定 |
○ |
○ |
常時SSL化 |
○(年額:13,200円) |
○(無料:独自SSLも対応可) |
今回は、上記の「会員制ショップ構築機能・BtoBショップ構築機能」「クーポン機能」「外部サービス連携」「販売予告機能」の4つを取り上げ、解説していきます。
機能例1.会員制ショップ構築機能・BtoBオプション機能
makeshopは、「会員制ショップ構築機能・BtoBオプション機能」の利用が可能です。
「会員制ショップ構築機能」は、会員専用のログイン制限機能や年齢認証画面、会員ごとのポイント付与設定など、あらゆる業態に備えた機能です。
会員をグループ分けして特典を差別化できたり、事業者への割引率の設定変更もできたりします。
さらに、「BtoBオプション機能」も使用できます。取引先別に価格や商品表示を自動で切り替えられるなど、企業ごとのニーズに応じた設定が行えます。BtoB販売に必要な機能が1つになっているため、追加の費用がかからず低コストで本格的なサイトに仕上げられます。1ショップで「BtoC」「BtoB」と分けられるので、一元管理も可能。
取引先別の販売や決済などの、細かいカスタマイズができる優れた機能です。
機能例2.クーポン機能
makeshopには、購入者に対して売りたいクーポンを配布して、商品をアピールできる「クーポン機能」があります。クーポンの合計回数を設定したり、指定した商品だけに使ったりと、希望に応じた適用が可能です。
他にも「クーポン機能」でできることは、以下の通りです。
- 金額での利用条件指定
- 割引方法の設定
- クーポンの利用期間設定 など
効果的に売り上げを出したい企業にとって、有能な機能となるでしょう。
機能例3.外部サービスとの連携機能
makeshopは、「外部サービスとの連携機能」があります。たとえば、販促にインスタグラムやnote、店舗管理にはGoQSystem(ごくーシステム)やTEMPOSTA(テンポスター)などの通販業務システムを連携できます。
作業が効率化できるだけでなく、さらなる販売促進となるため、売り上げアップに繋がるでしょう。
以下は、makeshopでできる「外部サービスとの連携機能」の一部です。(2023年6月時点)
店舗管理 |
販促 |
決済 |
その他 |
GoQSystem(ごくーシステム) |
インスタグラム |
Amazon Pay |
freee会計 |
TEMPOSTA(テンポスター) |
note |
楽天ペイ |
KARTE(カルテ) |
CROSS MALL(クロスモール) |
A8.net |
LINE Pay |
Google Analytics |
Robotシリーズ |
Yahooショッピング |
PayPay |
PCAクラウド |
【出典:makeshop_外部サービスとの連携】
自社に合う外部サービスとの連携が可能か、チェックしておきましょう。
機能例4.販売予告機能
「販売予告機能」とは、販売開始前の商品を事前に表示できる機能のこと。設定した期間で自動的に「購入可能」になるシステムを使えたり、商品の「表示」「非表示」選択できたりします。
メリットは、アパレル系のショップでSNSで事前予告ができる点やショップ運営が楽になるといった点が挙げられます。効率よくECサイトを運営していきたい企業におすすめの機能です。
makeshopの導入のメリット・向いている企業
makeshopを導入するメリット、向いている企業について解説していきます。自社に導入する際の参考にしてみてください。
手厚いサポートがほしい企業
makeshopのサポート機能は、「開店前サポート」や「運営サポート」、「売上アップサポート」といった手厚いサポート体制を展開しています。
どのプランを利用しても、電話やメールでECアドバイザーにサイトの作り方やショップ運営について質問ができます。さらに「makeshopエンタープライズ」を利用すれば、専任アドバイザーの訪問サービスを月に一度受けられるのは大きなメリット。
また、無料のセミナーも開催しており、参加満足度98%を獲得しています。万が一に備えた、サーバーメンテナンスの定期点検やデータバックアップなど、安心・安全を考慮したサポートも充実しています。
機能が豊富なECサイト作成ツールがほしい企業
機能が豊富なECサイト作成ツールがほしい企業に、makeshopは合っているでしょう。
100種類以上のデザインプレートやHTMLやCSSでの自由な編集など、幅広い機能が使えます。
また、ポイントや会員を管理できる機能、外部サービスとの連携ができる機能など、さまざまな機能を組み合わせて、効率よくショップを運営できます。納得のいくECサイトを本格的に作り上げたい企業に、makeshopはおすすめです。
makeshopの注意点
makeshopを導入する際は、いくつか注意しておくべき点があります。
詳しくみていきましょう。
機能が多く操作が難しいと感じる場合もある
makeshopの注意点として、機能が多く操作が難しいといった点が挙げられます。導入事例や口コミにも、「機能が多い分、操作に迷った」といった意見がありました。そのため、ECサイトの開設や運営が初心者の方は、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
しかし、makeshopはサポート機能が充実しているので、問題が生じたとしても解決できる可能性は高いでしょう。
デザインのカスタマイズにはHTMLやCSSの知識が必要
デザインのカスタマイズには、HTMLやCSSといったWebページを作成するための言語を知っておく必要があります。自由にサイトを作れる分、ある程度の知識が求められるのは注意したい点です。
そのため、初めてECサイトを運営する人にとっては、自分の好みのデザインに仕上げるのは難しいと感じるかもしれません。
makeshopは無料体験が可能です。導入前には「HTMLやCSSなど、わからないことがあった際に気軽に質問できるか」といった点がきちんとクリアできるかなど、しっかりチェックしておきましょう。
makeshopの口コミ・評判
makeshopの口コミ・評判についてご紹介します。
良い口コミ・良くない口コミを参考に、導入を検討してみてください。
良い口コミ
良い口コミには、「サポートが手厚い」「サポートがあるから安心」といった声がありました。「丁寧で親切な対応」といった口コミが多くあり、すぐに不明点を解消できるのは良い点だといった声も見つかりました。
また、「費用が安い」「機能が豊富」といった評価もあります。「コスパ良く売上を伸ばせていると思う」といった声もあり、導入に満足している利用者がいるようです。
良くない口コミ
一方で、良くない口コミもありました。「分析機能やCSVのデータ出力機能などの機能を増やしてほしい」「アクセス、コンバージョン、売上など、分析が集計できない」といった声を発見。
また、「場合によってサポートの範囲外と断られることがある」といった声もありました。
makeshopの導入事例
この章では、makeshopの導入事例を3社ご紹介します。
makeshopで紹介されている事例を引用し、「makeshopを選んだ理由」と「使ってみた感想」についてまとめました。
自社に近い業界の声を参考に、導入を検討してみましょう。
kodo-mall 株式会社ポプラ社
画像引用:kodo-mall 株式会社ポプラ社
「kodo-mall 株式会社ポプラ社」は、書籍だけでなく、アパレルや雑貨なども展開している会社です。「かいけつゾロリ」や「おしりたんてい」などの人気キャラクターのグッズや絵本を販売しています。
サイトをのぞいてみると、かわいいイラストが印象的な作りになっており、親しみやすい雰囲気が伝わってきます。新規登録特典ポイントやレビューポイントの配布などによって、会員数を増やすサイト作りをうまく反映させた事例です。
【makeshopを選んだ理由】
- makeshopを導入した理由は、「一緒に良いものを作っていけそう」と思ったから。
- 濃密にコミュニケーションが取れる体制をとってもらえた。
【使ってみた感想】
- 要望を曖昧に伝えても、具体的な提案をしてもらえている。
Veritecoeur 株式会社エムティー・ルー
「Veritecoeur 株式会社エムティー・ルー」は、ファッション・アパレルを展開している会社です。
サイトはおしゃれで洗練されたデザインで統一し、写真を使って商品の魅力がアピールされています。企業の思いである「ブランドの魅力を感じてもらえるページ作り」が、効果的に取り入れられている事例です。
【makeshopを選んだ理由】
- デザインの自由度が高く、決済方法が豊富。
- メール機能もしっかりしているため。
【使ってみた感想】
- 機能が多く、充実したマニュアルがついていて安心感がある。
- CSVの一括登録で、シーズン毎の表示商品が変わってもまとめて変更できたり、商品によって表示する時間を予約設定できるので便利。
磯丸水産 お届けグルメショップ SFPホールディングス株式会社
画像引用:磯丸水産 お届けグルメショップ SFPホールディングス株式会社
「磯丸水産 お届けグルメショップ SFPホールディングス株式会社」は、魚介類やうどんなどの食品を販売している会社です。
サイトは値段がわかりやすく表示された作りになっており、写真で視覚的にわかりやすいデザインとなっています。スライドの写真も、閲覧者がつい止まって見てしまうでしょう。
在庫管理や仕入れの調整といった実店舗との兼ね合いも、うまく取り入れている事例です。
【makeshopを選んだ理由】
- コスト面、使い勝手の良さで選んだ。
- トライアル中の担当者の方が、親身なサポートも決め手となった。
【使ってみた感想】
- カスタマイズの種類も多く、自由度が高い。
- ページの作成が想像より簡単だった。
- 他の販促サービスとの連携もスピーディ。
makeshop導入の流れ
makeshopを導入するときの流れについてご紹介します。
無料トライアル
makeshopは、はじめに15日間の無料体験ができるので、まずは試してみるのがおすすめです。プレミアムの全機能(有料オプションを除く)を利用できます。名前、メールアドレス、ショップID、パスワードの登録のみと簡単に始められます。
料金シュミレーションができる資料もあるので、気になる点は事前にチェックしてから導入を検討しましょう。
開店サポート
次に、開店サポートを受けられます。無料トライアル中でも専任の担当者によるショップ構築の方法やノウハウなどを教えてもらえるといったサポートを受けられます。本契約をするまでは料金は発生しないので、無料期間中に積極的に質問し、不安や疑問を解消しておきましょう。
本契約
トライアルの15日間が終了後、気に入れば本契約に進みます。電話、メール、セミナーなど、幅広いサポートを受けられます。無料期間中に本契約の申込をしても、無料期間が終わってから本契約開始となります。
makeshopの費用やメリット、口コミを紹介しました
makeshopはコストを抑えながら、デザインや機能を自由にカスタマイズできるなど、売り上げアップに効果的なECサイトの構築や運営ができるといったメリットがあります。
しかし、操作が多く、HTMLやCSSといった知識が必要となる場合があるため、無料体験をして不安や疑問を解決してから契約しましょう。
今回ご紹介した口コミや事例を参考に、導入を検討してみてください。
なお、ECサイト制作のツールの探し方・選び方がわからない!という方はお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算を弊社コンサルタントがヒアリングし、ツール選定についてアドバイスします。相談料は一切無料です。