Shopifyテーマ業種別おすすめ10選｜特徴・使い方・選び方・日本語化の方法も解説！

ShopifyでスタイリッシュなECサイトを構築したい。しかし、どのShopifyテーマを選べばいいかわからない。英語のテーマを日本語化できる？

そんな悩みを持つ企業担当者の方に向け、業種別のおすすめShopifyテーマを紹介するとともに、特徴・使い方・選び方・日本語化の方法を解説します。

なお、ECサイト制作会社の探し方・選び方がわからない！という方はEC幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算に合った最な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

Shopifyテーマの特徴

テーマとは、Shopifyストアのデザイン / スタイル / レイアウトを管理する、オンライン販売に最適化された機能を持つテンプレートのこと。公式のShopifyテーマストアでは12種類の無料テーマ、125種類の有料テーマが公開されており、最大20種類のテーマをアカウントに保存できます。（2023年5月現在）

すべてのテーマは、Shopifyの最新バージョン「Online Store 2.0」と互換性を持ち、以下のような機能を利用できます。

コンテンツを簡単にカスタマイズ

セクションとブロックで構成されるShopifyテーマは、ほぼすべてのページを簡単にカスタマイズし、オリジナルデザインのストアフロントを作成できます。セクションとは、画像 / リンク / テキスト / ヘッダーなど「特定機能を持つブロック」で構成されたレイアウトのこと。

セクション内でブロックを自在にドラッグ＆ドロップできるため、カスタマイズするために特別な知識・スキルを学ぶ必要もありません。もちろん、ソースコードを編集して独自のレイアウトを作成することも可能です。

ノーコードでアプリを追加

Shopifyの魅力は、アプリを追加して機能を拡張できること。もちろん、アプリを追加するためにコードを書く必要もありません。

たとえば、アプリブロックを利用して、インストールしたアプリを好きな位置に配置可能。対応アプリならば、ユーザーからは見えない機能を、テーマ上にオーバーレイで配置することも可能です。

リッチコンテンツ / 絞り込み機能

商品にマウスオーバーすると詳細情報が表示されるなど、動的に変動するリッチコンテンツを利用することも可能。価格や出品情報などで商品を絞り込めるのも嬉しいポイントでしょう。そのほかにも、Shopifyテーマには、標準で以下のような機能が搭載されています。

• モバイル対応レイアウト
• ディスカウント表示
• 動的チェックアウトボタン
• ギフトカード
• SNSとの画像共有
• 複数階層のドロップダウンメニュー
• 検索ボックス
• 商品のバリエーション画像追加

多機能 / カスタマイズ性に優れた有料テーマ

無料版でも機能の豊富なShopifyテーマですが、より規模の大きなショップを運営したい、より充実した機能 / カスタマイズ性を求めるなら有料テーマがおすすめ。世界中のECエキスパートが開発した有料テーマは、より優れたUI / UXを持ち、無料版にはない機能、より柔軟なカスタマイズを可能にします。

開発元からの手厚いサポートを得られることも、有料Shopifyテーマを利用するメリット。ただし、価格帯が180ドル〜360ドルと、従来よりも値上がり傾向にあること、日本国外の開発元からのサポートは、原則英語になることに注意が必要です。

すべてのテーマが無料更新

無料 / 有料を問わず、Shopifyテーマは無料更新されることも特徴です。そのため、常に最新バージョンのテーマを利用可能。サブスクリプションではなく買い切りタイプとなるため、一度Shopifyテーマを購入すれば、あとから料金が発生することもありません。

Shopifyテーマの使い方 / 選び方

Shopifyテーマは、アカウントに最大20種類まで保存できるため、無料版を複数インストールして試したり、有料版のプレビューをチェックしながら選ぶことが可能。以下から、Shopifyテーマのインストール方法や、使い方 / 選び方を簡単に解説していきましょう。

管理画面から無料テーマを追加

1. Shopify管理画面から「オンラインストア」>「テーマ」を選択
2. ページ内の「人気のある無料テーマ」に表示される任意のテーマ名をクリック
3. Shopifyテーマストアの詳細情報を確認し「追加」をクリック
4. 「テーマライブラリ」に追加したテーマが表示されます

Shopifyテーマストアの有料テーマをプレビュー

複数の有料テーマをアカウントに追加し、管理画面でプレビューすることも可能です。有料テーマをカスタマイズしながらプレビューできるため、どれを選ぶか迷っている場合に最適。カスタマイズ内容は有料テーマの購入後、反映された状態で公開できます。

Shopifyテーマストアで好みの有料テーマをクリックし、メイン画面の「テーマを試す」ボタンをクリックすることで管理画面に追加可能。「デモストアを表示する」をクリックし、プレビューする前に各テーマのイメージを確認することもできます。参考までに「Symmetry」のデモストアを紹介しておきましょう。

画像出典：Shopifyテーマストア

ショップコンセプトでテーマを絞り込む

Shopifyテーマストアでは、価格(無料 / 有料)、業界、カタログサイズ(商品数)、機能で目的のテーマを絞り込めます。絞り込んだテーマは「関連性」「最新」「人気順」「価格の高い順 / 低い順」で並べ替えもできるため、ショップコンセプト / 予算に応じて適切なテーマを探してみましょう。

画像出典：Shopifyテーマストア

ショップコンセプトとは、「だれに」「なにを」販売するのか？どのような「価値」を提供するのか？ショップとしての一貫した方針のこと。コンセプト / 予算さえ明確になっていれば、絞り込み機能を利用しながら、適切なShopifyテーマを探せるはずです。

Shopifyテーマ業種別おすすめ10選！

Shopifyテーマの機能 / 概要を理解できたところで、業種別のおすすめShopifyテーマを紹介していきましょう。本記事では「アパレル・ファッション」「ジュエリー・アクセサリー」「健康・美容」「食品・飲料品」「インテリア・雑貨」の5業種をピックアップしました。

アパレル・ファッション

Spotlight（無料）

画像出典：Shopifyテーマストア

スタイリッシュかつシンプルなデザインを採用した無料Shopifyテーマ。最小限の設定で、速やかにオンラインショップをオープンできるため、カジュアルなファッションブランドに最適です。

含まれる代表的な機能

• 在庫カウンター
• メガメニュー
• 常時表示ヘッダー
• おすすめ商品
• スライドショー / 画像ギャラリー / 画像のロールオーバー
• ブログ
• 実店舗受け取り

Context（280ドル）

画像出典：Shopifyテーマストア

モジュール式のデザイン / 幾何学的なレイアウトを特徴とする、取引量の多いストア向け有料Shopifyテーマ。実店舗と連携することを前提に開発されており、最小限の操作で目的の商品を素早く見つけられます。

含まれる代表的な機能

• ストアロケーター
• 色見本
• 在庫カウンター
• メニュー内プロモーション
• メガメニュー
• 実店舗受け取り / 常時表示カート
• スライドショー / 画像ギャラリー / 画像のロールオーバー / 商品動画
• おすすめ商品 / 商品レビュー / ブログ

ジュエリー・アクセサリー

Dawn（無料）

画像出典：Shopifyテーマストア

大きな画像で商品 / ブランドを主役にする、ミニマルデザインを採用した無料Shopifyテーマ。顧客が商品を理解するのに役立つメディアフォワード製品ページなど、ストーリーテリングを重視したいブランドに最適です。

含まれる代表的な機能

• プロモーションバナー
• メガメニュー
• 常時表示ヘッダー
• おすすめ商品
• スライドショー / 画像ギャラリー / 画像のロールオーバー
• ブログ
• 実店舗受け取り

Marble（310ドル）

画像出典：Shopifyテーマストア

ブランドイメージのアピールに有効なエレガントかつモバイルファーストデザインの有料Shopifyテーマ。20以上が用意されたセクションを組み合わせたデザインの自由度が特徴。実店舗と連携したい取引量の多いブランドに最適です。

含まれる代表的な機能

• カウントダウンタイマー
• 色見本
• 在庫カウンター
• プロモーションバナー
• クイックビュー
• 実店舗受け取り / 常時表示カート
• スライドショー / 画像ギャラリー / 画像のロールオーバー / 画像ズーム
• おすすめ商品 / 商品レビュー / ブログ
• メガメニュー
• EU翻訳（英、仏、伊、独、西）

健康・美容

Sense（無料）

画像出典：Shopifyテーマストア

曲線要素と柔らかなグラデーションでデザインされた無料Shopifyテーマ。商品レビューやビデオを統合した詳細な商品ページレイアウトが特徴。顧客のエンゲージメントを高めたいブランドに最適です。

含まれる代表的な機能

• プロモーションバナー
• メガメニュー
• 常時表示ヘッダー
• おすすめ商品
• スライドショー / 画像ギャラリー / 画像のロールオーバー / 商品動画
• ブログ
• 実店舗受け取り

Blockshop（320ドル）

画像出典：Shopifyテーマストア

強力なプロモーション機能とエレガントかつスタイリッシュなデザインを兼ね備えた有料Shopifyテーマ。豊富な機能を持ちながらも、最小限の設定でショップを素早く公開できることが特徴。販促機能を強化したい取引量の多いブランドに最適です。

含まれる代表的な機能

• クイック購入
• 色見本
• 在庫カウンター
• プロモーションバナー / ポップアップ / タイル
• クイックビュー
• 実店舗受け取り
• スライドショー / 画像ギャラリー / 画像のロールオーバー / 商品動画 / アニメーション
• おすすめ商品 / 商品レビュー / ブログ
• メガメニュー
• EU翻訳（英、仏、伊、独、西）

食品・飲料品

Crave（無料）

画像出典：Shopifyテーマストア

モバイルに最適化されたレイアウトと大胆な色使い / 陰影が特徴の無料Shopifyテーマ。外出中のショッピングに適した動的チェックアウトオプションも搭載。どこからでもユーザーが買い物できる環境を実現したいショップに最適です。

含まれる代表的な機能

• プロモーションバナー
• メガメニュー
• クイック購入
• 常時表示ヘッダー
• おすすめ商品
• スライドショー / 画像ギャラリー / 画像のロールオーバー / 商品動画
• 実店舗受け取り

ShowTime（280ドル）

画像出典：Shopifyテーマストア

多彩なメニューオプションを搭載するナビゲーションに重点を置く有料Shopifyテーマ。大規模店舗や在庫を持たないドロップシッパーに最適です。

含まれる代表的な機能

• クイック購入
• 色見本
• 在庫カウンター
• プロモーションバナー / ポップアップ / タイル
• クイックビュー
• 実店舗受け取り
• スライドショー / 画像ギャラリー / 画像のロールオーバー / 商品動画 / アニメーション
• おすすめ商品 / 商品レビュー / ブログ
• メガメニュー
• EU翻訳（英、仏、伊、独、西）

インテリア・雑貨

Craft（無料）

画像出典：Shopifyテーマストア

エレガントなタイポグラフィーと余白を活かしたシンプルなデザインが特徴的な無料Shopifyテーマ。ストーリーテリングに最適されたレイアウト、素早く公開できるクイック設定を両立。ブランディングに力を入れたいショップに最適です。

含まれる代表的な機能

• プロモーションバナー
• メガメニュー
• クイック購入
• 常時表示ヘッダー
• おすすめ商品
• スライドショー / 画像ギャラリー / 画像のロールオーバー / 商品動画
• 実店舗受け取り

Vantage（300ドル）

画像出典：Shopifyテーマストア

商品の見つけやすさとコンバージョンを重視したデザインの有料Shopifyテーマ。創造性を発揮できる多彩なセクションが用意されており、自由な商品紹介を実現。実店舗との連携を前提にする取引量の多いショップに最適です。

含まれる代表的な機能

• クイック購入
• 色見本
• 在庫カウンター
• プロモーションバナー / ポップアップ / タイル
• ストアロケーター
• 実店舗受け取り
• スライドショー / 画像ギャラリー / 画像のロールオーバー / 商品動画 / アニメーション
• おすすめ商品 / 商品レビュー
• メガメニュー
• ビフォー / アフター画像のスライド表示
• 年齢認証機能
• EU翻訳（英、仏、伊、独、西）

英語のShopifyテーマを日本語化するには

ここまで、おすすめの無料 / 有料Shopifyテーマを業種別に紹介してきましたが、ほぼすべて英語表記であることにお気付きでしょう。日本語表記にするにはどうしたらいいのか？不安を感じている方が多いかもしれません。しかし、無料テーマであれば日本語化は意外に簡単です。

管理画面の「オンラインストア」から、テーマにある「アクション」をクリック。プルダウンメニューから「言語を編集」を選択します。

画像出典：Shopify

画像出典：Shopify

Languageページが表示されたら「テーマ言語を変更する」をクリックし、プルダウンメニューから「Japanese」を選択して保存すれば、日本語化は完了です。

画像出典：Shopify

画像出典：Shopify

Languageページから手動で翻訳

ただし、日本語に対応していない有料テーマの場合、テーマ言語を変更しただけでは日本語化できません。この場合は、Languageページから手動で日本語に翻訳する方法で対処できます。先ほどと同様の手順で、日本語を選択したLanguageページを表示させます。

画像出典：Shopify

Languageページに、テーマに含まれる各ページ / セクションが表示されているのがお分かりでしょう。あとは、各ページ / セクションで表示される英語を、日本語に翻訳していくだけです。

この設定 / 翻訳方法は、無料テーマで自動翻訳された日本語を修正したい場合にも利用できるため、覚えておくと便利です。

Shopify Translate & Adapt

日本語非対応の有料テーマを自身で翻訳するのは難しい。そんな方であれば、Shopify Translate & Adaptアプリを利用してストア内のコンテンツを自動翻訳できます。使い方は簡単。管理画面から「アプリ」>「Translate & Afdapt」へ移動し、言語を選択したら「自動翻訳」をクリックするだけ。もちろん、手動翻訳にも対応しています。

Translate & Adaptは、新しい言語を追加すると自動的にインストールされるため、多言語サイトを運営している方は通常、すでにインストールされています。もしアプリに「Translate & Afdapt」が表示されていないようなら、新規にインストールしておきましょう。

画像出典：Shopfy app store

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Shopify公式テーマ以外の選択肢

Shopifyの公式テーマは、機能、デザインともに定評があることは事実。しかし、他の選択肢も検討してみたい、という方がいるかもしれません。

そんなときは、非公式のShopifyテーマを試してみることも可能です。サポート対応はベンダーそれぞれで異なるものの、比較的安価に入手できることがポイント。代表的なサービスとしては「ThemeForest」が挙げられます。

ThemeForest

画像出典：ThemeForest

Shopifyテーマの開発も可能

既存のテーマも悪くないが、もっとショップの独自性をアピールしたい、独自機能を実装したいという場合は、オリジナルのShopifyテーマを開発することも可能です。

ただし、HTML / CSS / JavaScriptなどのWeb技術のほか、Shopifyの開発言語「Liquid」の知識・スキルが必要。自社でカスタマイズするのは難しい、オリジナルのテーマを開発したいという方は、Shopifyに対応する制作会社に相談してみることがおすすめです。

Shopifyテーマの概要・業界別おすすめテーマを紹介しました

ShopifyでスタイリッシュなECサイトを構築したい。しかし、どのShopifyテーマを選べばいいかわからない。英語のテーマを日本語化できる？

そんな悩みを持つ企業担当者の方に向け、業種別のおすすめShopifyテーマを紹介するとともに、特徴・使い方・選び方・日本語化の方法を解説してきました。

カスタマイズの自由度が高く、簡単にスタイリッシュなストアフロントを構築できるのがShopifyテーマの特徴。しかし、日本国内での採用例が増えているからこそ独自性を追求したいもの。制作会社への依頼も念頭におきながら、自由にカスタマイズしてみてください。