ネットショップの売上を上げる方法33選!平均売上や購入率も紹介
ネットショップの運営担当者の中には、思うように売上が上がず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事ではネットショップの売上を上げる方法33選を紹介します。アクセス数アップや購入率アップなど様々な観点から解説しているので、自社のネットショップで使える方法を見つけて、売上アップにつなげてください。
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- 1. ネットショップの平均売上
- 2. ネットショップの平均購入率
- 3. ネットショップ売上ランキング2022
- 4. ネットショップの売上を構成する3つの要素
- 5. 売れているネットショップの特徴
- 6. アクセス数アップでネットショップの売上を伸ばす方法3選
- 7. 購入率アップでネットショップの売上を伸ばす方法10選
- 8. 客単価アップでネットショップの売上を伸ばす方法6選
- 9. リピート率アップでネットショップの売上を伸ばす方法7選
- 10. ネットショップの売上を伸ばすその他の方法4選
- 11. 中規模以上の法人におすすめの施策3選
- 12. 【まとめ】ネットショップの売上を上げる方法を紹介しました
ネットショップの平均売上
ネットショップの平均売上は月商10万円~15万円程度といわれています。ネットショップを運営している方の50%超は月商30万円以下で、月商100万円を超えているのは全体の10パーセント程度です。取り扱い商品やジャンル、ネットショップの規模などによって大きく異なるため、平均月商のデータはあくまで参考として見ておく程度でよいでしょう。
ネットショップの平均購入率
Adobe社の公表している資料によると、ネットショップの平均購入率は3.0%です。ジャンル別に見てみると「Health & Pharmacy(健康や薬)」が5.8%でもっとも高く、次いで「Gifts(贈り物)」が4.7%。一方「Consumer Electronics(家電製品)」は1.7%と低く、高価な商品は1度のアクセスでは購入されにくいのが特徴です。
参照:CONSUMER ELECTRONICS REPORT(Adobe)
ネットショップ売上ランキング2022
参考までに2021年のネットショップ売上ランキング上位20位までを紹介します。
順位 |
社名 |
主な商材 |
1位 |
アマゾンジャパン |
総合 |
2位 |
ヨドバシカメラ |
家電 |
3位 |
ZOZO |
衣料品 |
4位 |
ビックカメラ |
家電 |
5位 |
ヤマダホールディングス |
家電 |
6位 |
ユニクロ |
衣料品 |
7位 |
オイシックス・ラ・大地 |
食品 |
8位 |
ジャパネットたかた |
家電 |
9位 |
上新電気 |
家電 |
10位 |
イオン |
食品 |
11位 |
ニトリホールディングス |
家具・雑貨 |
12位 |
エクスプライス |
家電 |
13位 |
デル |
PC |
14位 |
アダストリア |
衣料品 |
15位 |
ベイクルーズ |
衣料品 |
16位 |
アスクル |
日用品 |
17位 |
マウスコンピューター |
PC |
18位 |
千趣会 |
総合 |
18位 |
ノジマ |
家電 |
20位 |
ジュピターショップチャンネル |
総合 |
ネットショップの売上を構成する3つの要素
ネットショップの売上を上げるには、以下の売上方程式を知っておく必要があります。
売上=アクセス数×購入率×客単価 |
売上アップ施策を検討する上で重要な要素なので、しっかり理解しておきましょう。
アクセス数
アクセス数とは、ユーザーがネットショップを訪問した回数のことです。ショップを訪れるユーザーが多ければ多いほど、商品を販売できる機会が増えるため売上は上がりやすいです。反対に、どれだけネットショップが魅力的だったとしても、お客さんが来てくれなければ売上は上がりにくいでしょう。売上を高めるためには、まずアクセス数アップを目指すことが重要です。
購入率
購入率とは、ネットショップを訪問したユーザーが商品を購入する割合のことを指し、CVR(Conversion Rate)とも呼ばれます。計算式は以下の通りです。
購入率=購入者数÷サイトに訪問したユーザー数×100 |
例えば、サイトを訪問したユーザーが100人いて、そのうち7人が商品を購入した場合の購入率は7%です。
購入者 7人÷訪問者数 100人×100=購入率 7% |
ネットショップの売上アップのためには、アクセス数と同様に購入率を高める必要があります。
客単価
客単価とは、ユーザーが1回の買い物で購入する商品の平均的な金額のことで、以下の計算式で求められます。
客単価=売上÷購入者数 |
例えば、1年間の売上が500万円で、商品の販売個数が1,000個だった場合、客単価は5,000円です。
売上 5,000,000円÷購入者数 1,000人=客単価 5,000円 |
1回あたりの購入金額を高めることで売上をアップできます。
売れているネットショップの特徴
売れているネットショップは以下のようにPDCAを回し続けているのが特徴です。
Plan(計画) |
市場のトレンドや顧客のニーズを分析し、戦略的な計画を立てる |
Do(実行) |
計画をもとに、新しいアイデアや施策を実行に移す |
Check(評価) |
データの収集・分析を通じて、実行した施策の効果を評価する |
Action(改善) |
チェックの結果をもとに、必要な改善策を導入する |
初めからネットショップ運営がうまくいくに越したことはありませんが、思うように売上が確保できなかった際に、どのように対応するかが重要です。PDCAを回し続けることを意識してネットショップを運営しましょう。
アクセス数アップでネットショップの売上を伸ばす方法3選
売上を構成する要素の1つ「アクセス数」に焦点をあてて売上を伸ばす方法を解説します。
Web広告を出稿する
WEB広告は、アクセス数アップに即効性があり、効果検証を行いやすいのが特徴です。
Web広告の代表例は以下の通りです。
リスティング広告 |
検索エンジンの検索結果の上部に表示されるテキスト広告。 購入意欲が比較的高いユーザーに配信できる |
ディスプレイ広告 |
Webサイトの広告枠に表示される画像広告。 サイトを訪問したことのあるユーザーに配信するリターゲティング広告が効果的 |
SNS広告 |
SNS上で表示される画像広告。 商品への関心が比較的高いユーザーに配信できる |
広告によって費用が異なるため、予算を考慮してWeb広告を出稿する媒体を選択しましょう。
SEO対策を実施する
SEO(Search Engine Optimization)とは検索エンジン最適化のことです。ユーザーがGoogleなどで特定のキーワードを検索した際、自社のネットショップや商品が検索結果の上位に表示されるようにすることをSEO対策と呼びます。
例えば、オーダーメイドのスーツを販売しているネットショップであれば「オーダーメイドスーツの選び方」といったコラムを作成します。ユーザーが「オーダーメイドスーツ 選び方」で検索した際に自社の記事が上位表示されることを目指すのです。SEO対策はWeb広告と違い、効果が出るまでに時間がかかります。ユーザーにとって役立つ情報を継続して発信し続けることが重要です。
SNSを活用する
SNSを活用することでアクセス数アップを狙えます。アカウント作成当初はフォロワー数が少ないため、集客に即効性はありませんが、SEO対策のように中長期的に集客を期待できます。
代表的なSNSと特徴は以下の通りです。
SNSの種類 |
特徴 |
|
リツイート機能による拡散力が高い |
|
購入意欲が比較的高いユーザーが集まりやすい |
|
ビジネス目的に利用しているユーザーが多い |
YouTube |
写真や文章よりも多くの情報を伝えられる |
ネットショップのブランディングや取り扱い商品に適したSNSを活用してアクセス数を増やしましょう。
購入率アップでネットショップの売上を伸ばす方法10選
購入率を高めて売上を伸ばす方法を解説します。代表的な方法は以下の通りです。
- 商品写真のクオリティを高める
- 商品情報の充実度を高める
- ショップ情報を充実させる
- 豊富な決済方法を用意する
- 在庫切れに対応する
- 商品の配送日を明確にする
- 商品レビューを充実させる
- カゴ落ち対策を行う
- 商品レコメンドを行う
- 商品検索サジェストを活用する
- Web接客ツールを導入する
商品写真のクオリティを高める
商品写真はネットショップの売上を大きく左右します。実店舗のようにユーザーが商品に直接触れられないため、商品写真によって魅力を伝える必要があるのです。購入率を高めるためには、商品の全体だけでなく細部までわかるような写真を掲載しましょう。撮影する際は、背景や小道具などを活用して商品の魅力を引き出すことが重要です。
商品情報の充実度を高める
商品写真と同様に、商品情報の充実度も購入率アップには欠かせません。知りたい情報がない場合、ユーザーは購入に踏み切れません。
商品によりますが、不可欠な情報は以下の通りです。
- サイズ
- 重量
- 素材
- 配送日数
類似商品を販売しているショップをチェックして、不足している情報がないか確認しましょう。家族や知人にサイトを見てもらい、どのような情報があれば購入したくなるかをヒアリングするのも効果的です。
ショップ情報を充実させる
ユーザーに安心して商品を買ってもらうためには、ショップ情報を充実させることが欠かせません。特に初めてネットショップを訪れたユーザーは、安心して買い物ができるのか不安を抱いているケースも少なくありません。
以下のような情報を掲載することでショップの信頼性を高めましょう。
- 住所
- 電話番号
- 店舗の写真(実店舗がある場合)
- お店の歴史
- スタッフ紹介
上記に加えて、問い合わせフォームを目につきやすい場所に配置することで、ユーザーに安心感を与えられます。
豊富な決済方法を用意する
決済方法はユーザーが商品を購入する決め手の1つです。ユーザーが普段使っている決済方法がない場合、購入まであと一歩のところでサイトから離脱してしまう可能性があります。定番のクレジットカード決済に加えて、代引き決済やコンビニ決済、Amazon payなどの決済方法を用意しておきましょう。競合ショップの導入している決済方法を参考にするのがおすすめです。
ネットショップの決済方法についてさらに知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。
関連記事:ECサイトの決済方法でおすすめのサービス5選!選ぶポイントも紹介
在庫切れに対応する
ユーザーが買いたいと思った商品が売り切れだった場合、せっかくの販売機会を逃してしまいます。とはいえ、常に在庫切れがない状態を保つのは、過剰在庫にもつながるおそれがあるため難しいといえます。売り切れになってしまった際は、商品の再入荷時にメールで通知できる「再入荷お知らせメール」の登録を促すことで売り逃しに対処しましょう。
商品の配送日を明確にする
商品の配送日があいまいだったり、記載されていなかったりする場合、購入率だけでなく満足度も下がってしまいます。特にクリスマスや誕生日プレゼントに贈ることを目的に商品を購入する場合、配送日がわからなければ購入できません。配送にかかる日数や配送方法、送料などは商品の説明情報に加えて特定商取引法に基づく表記にも記載しておくとよいでしょう。
商品レビューを充実させる
商品のレビュー数が多く、充実していれば、ネットショップや商品に対する信頼感を高められ、購入率アップにつなげられます。ユーザーの不安を解消し、購入を後押しする効果があるのです。レビュー数を増やすには「レビューの投稿でクーポンをプレゼント」といった特典をつけることも効果的です。また、低評価のレビューに対して真摯に対応することも重要です。謝罪や改善策を提示して信頼感を高めましょう。
カゴ落ち対策を行う
カゴ落ちとは、ユーザーが商品をショッピングカートに追加した後に、購入手続きを中断してしまう現象を指します。ネットショップの様々なデータを集計している米国のBaymard Instituteによると、カゴ落ち率の平均は70.19%。
カゴ落ちの主な原因は以下の通りです。
- 送料や手数料などの費用が高い
- 購入までの手続きが複雑
- アカウント登録が必要
- 安心して個人情報を入力できない
自社のネットショップが上記に当てはまっているようであれば、改善することで購入率アップを図れます。
参照:49 Cart Abandonment Rate Statistics 2023(Baymard Institute)
カゴ落ち対策について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:カゴ落ちとは?10の原因と対策・売上を伸ばす改善方法まで解説
商品レコメンドを行う
レコメンドツールを使って購入率を高めることも可能です。レコメンドツールとは、ユーザーの閲覧履歴や購入履歴を解析し、ニーズに沿った商品をおすすめできるツールです。
以下のような機能があります。
- 個別最適化されたおすすめ商品を提案
- ネットショップの売上ランキングを表示
- おすすめ商品をメールで通知
レコメンドツールは購入率だけでなく、客単価やリピート率アップにも効果的です。
商品検索サジェストを活用する
商品検索サジェストとは、ユーザーが検索フォームに入力した際に、入力途中の文字にもとづいて、探している商品の候補を予測表示する機能です。ユーザーが商品ページにアクセスしやすくなるため、購入率アップにつなげられます。文字だけでなく、商品画像を表示させる機能があるサジェストツールもあります。取り扱っている商品の数が多い場合には、サイト内の商品検索サジェストは不可欠でしょう。
Web接客ツールを導入する
Web接客ツールとは、ネットショップ上でユーザーに商品をおすすめしたり、質問に答えたりするためのツールです。ポップアップタイプとチャットタイプがあります。
ポップアップタイプでは、クーポンを提示したり、ショッピングカートに商品を入れた状態で離脱しそうな場合に通知をしたりできます。チャットタイプはカスタマーサポートに適しており、ユーザーからの質問や疑問に答えることが可能です。購入前にユーザーがサイトから離脱するのを防ぐ効果があり、購入率アップにつなげられます。
客単価アップでネットショップの売上を伸ばす方法6選
次に客単価を上げてネットショップの売上を伸ばす方法を解説します。
価格を松竹梅の3段階に設定する
松・竹・梅のように3段階の価格を用意し、売りたい商品の価格を真ん中の「竹」ランクに設定することで単価アップにつなげることが可能です。一般的に、3段階の価格設定がある場合、高い商品と安い商品は避けられ、ほどほどの価格である「竹」が選ばれる傾向が強いです。寿司や焼肉のメニューで見かけた方も多いのではないでしょうか。
ネットショップがギフト発送に対応している場合、ラッピングに「松・竹・梅」の価格を用意すれば、さらに客単価アップに期待できるでしょう。
「〇〇円以上購入」に特典をつける
一定金額以上の購入に特典をつけることで客単価をアップできます。ネットショップを閲覧している際に「2,000円以上の購入で送料無料」といった文言を目にした方も多いのではないでしょうか。送料無料以外にも、プレゼントをつけるなども効果的です。特典の効力を高めるために、数百円から1,000円程度で購入できる商品を用意しておくとよいでしょう。
まとめ買いを促進する
以下のような提案を行うことでまとめ買いを促進し客単価を高められます。
- 3個購入すると10%割引
- 5個購入でサンプル1個プレゼント
- 初心者向けのおすすめセット
まとめ買いした方がお得に購入できることを打ち出せば、自然な形で客単価を高められます。
限定で販売する
販売する期間や数量を限定することでユーザーの購入意欲を高めることが可能です。「限定」という希少価値に魅力を感じるユーザーは多いため、購入するつもりがなかったユーザーに商品を買ってもらえる可能性が上がります。ただし「限定」を多用し過ぎると、効果が弱まり、顧客に不信感を与えかねないため、適度に実施するとよいでしょう。
クロスセルで関連商品を提案する
クロスセルとは、ユーザーが購入を検討している商品の関連商品を提案して販売することを指します。ネットショップでの代表的なクロスセルは「この商品を購入した人はこのような商品を購入しています」といった提案です。また、関連商品一式をセットにして販売することも効果的です。セット販売の場合は単品で購入するよりも、お得な価格設定にするとよいでしょう。
アップセルでワンランク上の高額商品を提案する
アップセルとは、ユーザーが購入を検討している商品よりもワンランク上の高額商品を提案して販売することです。例えば、シャンプーを販売する場合「レギュラーサイズよりもビッグサイズの方がお得です」といった提案がよい例です。電化製品であれば、使える機能が増えることなどを訴求すればよいでしょう。ポイントはユーザーにとって利益になる点を伝えることです。
リピート率アップでネットショップの売上を伸ばす方法7選
ネットショップの売上を高めるためにはリピート率アップが欠かせません。代表的な方法について解説します。
お礼メールを送信する
お礼メールは購入者に感謝の気持ちを伝えるだけでなく、関係性を構築するためにも必要不可欠です。商品に不具合があった場合に連絡してもらうよう促すことで、早期に解決して顧客満足度アップにも期待できます。顧客の満足度が高まると、リピート購入や口コミによる新規顧客の獲得にもつなげられます。
直筆の手紙を商品に同封する
リピート率アップにさらに効果的なのが直筆の手紙です。ネットショップではユーザーとのやり取りの中心はメールだからこそ、直筆の手紙は効力を発揮します。長文を書く必要はありませんが、商品を購入してくれたお礼や季節のあいさつなどを一言添えるだけでも十分です。
手間がかかるため、直筆の手紙を同封しているショップは少ないのが現状です。差別化やユーザーのファン化に効果的なので、リソースがあるうちは積極的に手紙を書くのも有効な手段の一つです。
ポイントやクーポンを付与する
購入者にポイントやクーポンを付与することでリピート率アップにつなげられます。有効期限を設け、期限が残りわずかなタイミングでメールで通知することも効果的でしょう。新規購入者に対しては、次回購入時に使えるクーポンを提供すれば、再び購入するハードルを下げられます。
クーポンはタイミングや相手を吟味した上で付与するのが重要です。クーポンのあるなしにかかわらず購入する予定だったユーザーに付与してしまうと、ショップの利益を減らしてしまうだけになってしまうので注意が必要です。
会員登録を促進する
ネットショップの会員数が増えると、販売促進がしやすくなります。メルマガなどでアプローチできるため、リピート購入も促進できます。会員登録を促進するためには、特典をつけるとよいでしょう。ポイントを付与したり、おまけのプレゼントをつけたりすれば、ユーザーは会員登録する理由をもてます。長期的に売上を確保するためにも、積極的に投資して会員を獲得していきましょう。
リマーケティング広告を活用する
リマーケティング広告は、ネットショップを訪れたユーザーをターゲットとして、Webサイト上で表示する広告のことです。ユーザーに商品のことを思い出してもらったり、興味関心を高めて、購入につなげるために用いられます。リピーター獲得だけでなく、新規顧客獲得にも効果的です。
ステップメールを配信する
ステップメールとは、複数回のステップに分けて送られるシナリオメールのことです。顧客と継続的に接点をもてるため、リピート購入に役立てられます。ステップメールで重要なポイントは、一方的に情報を発信するのではなく、双方向のコミュニケーションを取ること。ユーザーにとって有益な情報を提供しつつ、関係性を深めた上で販売促進を行いましょう。
SNSで接触回数を増やす
ユーザーからのコメントに返信することでコミュニケーションが取れます。信頼関係の構築につなげられるため、ネットショップのファンになってもらいリピート率を高めるのに効果的です。SNSは無料でアカウントを作成できるため、積極的な活用をおすすめします。
ネットショップの売上を伸ばすその他の方法4選
ネットで売れている商品を取り扱う
ネット販売に向いている商品を取り扱うことで売上を伸ばす手法もあります。
ネットで売れやすいのは以下のような商品です。
売れやすい商品の特徴 |
商品の具体例 |
重くて運びづらい商品 |
・米 ・ペットフード ・電化製品 |
日用品や消耗品 |
・洗剤 ・シャンプー ・ティッシュペーパー |
定期的に購入されやすい商品 |
・健康食品 ・サプリメント ・コンタクトレンズ |
実店舗では購入されにくい商品 |
・下着 ・育毛剤 ・ボディケア用品 |
ネットショップのジャンルによりますが、関連商品に当てはまるものがあれば積極的に取り扱うとよいでしょう。
競合サイトを分析する
競合サイトを分析すれば自社の課題が見えてきます。改善策を実施することで売上アップにつなげましょう。分析するサイトは人気のあるサイトがおすすめです。アクセス数を調べられる無料ツールを活用して人気ショップを特定しましょう。また競合サイトの商品を実際に購入して、顧客として購買体験をしてみるのも効果的です。購入からアフターフォローまでどのようなサービスを行っているか把握できます。
海外向けに販売する
海外向けに販売して売上アップを目指すことも可能です。経済産業省の資料によると、海外ユーザーによる日本商品の購入金額は増加しています。今後も越境EC市場は拡大していくことが予想されているため、海外ユーザーのニーズに沿った商品を販売すれば、大幅に売上アップを狙うことも可能です。特に人気が高い商品は「日本でしか手に入らない商品」です。取り扱いジャンルで当てはまる商品があれば、海外展開してみるとよいでしょう。
参照:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました(経済産業省)
海外向けに商品を販売する方法について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:越境ECの始め方は?必要な準備やサイト構築、販売方法まで徹底解説
ギフト配送に対応する
ネットでプレゼントを購入して送付するギフト配送の需要は一定数あります。ギフト商品のコーナーを設け、豊富なラインナップを用意して需要に応えましょう。ラッピングやメッセージカード、熨斗(のし)などのサービスを充実させるとさらに効果的です。商品を受け取った方の満足度が高ければ、顧客になってもらえる可能性も高まります。
中規模以上の法人におすすめの施策3選
ネットショップを運営している中規模以上の法人に適した売上アップの施策を紹介します。
オムニチャネル戦略を実施する
オムニチャネル戦略とは実店舗やネットショップ、SNSなどのあらゆる販売チャネルを利用してユーザーと接点をもち、アプローチする戦略のことです。オムニ(omni)は「すべての」を意味します。あらゆるチャネルを活用することで、ユーザーが「いつでもどこからでも商品を購入できる」仕組みを構築できます。
オムニチャネル戦略に成功しているのはユニクロです。ユーザーがネットショップで購入した商品を送料の負担なく実店舗で受け取れる仕組みを構築しました。ユーザーの利便性を高めながら実店舗への送客も実現し、ついで買いの機会を創出しています。
業務プロセスを改善する
受注処理や在庫管理、発送業務などのプロセスを改善することで、ネットショップ運営を効率化できます。新たに捻出した時間を販売促進や顧客対応などの売上を高める業務にあてることで売上アップに注力することが可能。ネットショップの管理システムの中には、業務を自動化する機能を搭載したものもあります。自社の課題を解決できるシステムを検討してみるとよいでしょう。
ビッグデータを活用する
ビッグデータとは人間がすべてを把握することが難しい巨大なデータ群のことです。AIを使ってビッグデータを分析することでユーザーの購買傾向やニーズを把握し、効果的なマーケティング戦略を立てられます。例えば、過去の販売データや季節性の変動を分析し、需要の予測を行うことが可能です。在庫量を最適化し、需要と供給を調整できます。リソースがある企業であれば、積極的にビッグデータを活用してさらなる売上アップを狙えます。
【まとめ】ネットショップの売上を上げる方法を紹介しました
ネットショップの売上を上げるための方法を解説しました。
紹介した施策は以下の5つに分類されます。
- アクセス数を高める方法
- 購入率を上げる方法
- 客単価を上げる方法
- リピート率を高める方法
- その他の方法
まずは自社の課題を特定して、紹介した施策で使えるものがないかチェックしてみてください。施策を実施する際は、PDCAを回し続けて改善と実行を繰り返しながら売上アップを目指しましょう。
なお、ECサイト制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はEC幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算に合った最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。