Shopifyの始め方は?ストア開設までの流れを9ステップで解説

Shopifyの始め方は?ストア開設までの流れを9ステップで解説

「ShopifyでECサイトを構築したいけど始め方がわからない」とお悩みですか?ご安心ください。Shopifyなら誰でも簡単にECサイトを構築可能です。

本記事では、Shopifyの始め方を9ステップで解説します。最後まで読めばShopifyストアを構築できるので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、ECサイト制作会社の探し方・選び方がわからない!という方はEC幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算に合った最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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目次
  1. 1. Shopify(ショッピファイ)とは?
  2. 2. Shopify(ショッピファイ)の始め方・手順【9ステップ】
    1. 2-1. 1. ユーザー登録をする
    2. 2-2. 2. プランを決定する
    3. 2-3. 3. サイトデザインを決める
    4. 2-4. 4. 商品登録をする
    5. 2-5. 5. 決済方法・送料を設定する
    6. 2-6. 6. お問い合わせや特商法ページを作る
    7. 2-7. 7. SNS連携設定をする
    8. 2-8. 8. 注文テスト(決済テスト)を実施する
    9. 2-9. 9. 各種ツール導入や集客対策をする
  3. 3. 忙しい場合はShopify(ショッピファイ)の構築を外注する方法も
  4. 4. Shopify(ショッピファイ)の始め方について紹介しました

Shopify(ショッピファイ)とは?

Shopify(ショッピファイ)は世界大手のECプラットフォームサービスです。世界175ヶ国以上で利用されており、プログラミングができない人でも簡単にECサイトを構築できてしまう手軽さが
魅力

さらに、ShopifyにはSNS連携やマーケティング管理、在庫管理など便利な専用アプリが用意されています。自社の要件にあわせてカスタマイズできる柔軟性の高さも人気の理由の1つです。

企業はもちろん個人レベルでもECサイトを始めやすくなったのは、Shopifyの登場が要因といっても過言ではないでしょう。

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Shopify(ショッピファイ)の始め方・手順【9ステップ】

Shopifyは9ステップで始められます。1つずつ進めていきましょう。

1. ユーザー登録をする

1. ユーザー登録をする

まずはユーザー登録を済ませます。

Shopifyの公式ページを開くと、画面右上に「無料体験を始める」がありますのでクリックすれば、ユーザー登録画面に進みます。ユーザー登録は「お店の種類」「お店の名前」などの質問に答えていくだけで進んでいきます(質問はスキップ可)。

登録が完了すると3日間の無料トライアルがスタート。また、無料トライアル終了後は1ヶ月1ドルの格安トライアルを3ヶ月継続可能です。最初に格安で利用できるのは嬉しいポイントです。

2. プランを決定する

無事ユーザー登録が済んだら、プランを決定します。Shopifyには基本プラン3つ(ベーシック・スタンダード・プレミアム)と特殊プラン2つ(スターター・プラス)のプランが用意されています。どのプランでも初期費用はかかりません。基本プランでは、年払いを選択することで25%のディスカウントが受けられてお得です。

以下の表は全プランの概要です。

 

ベーシック

スタンダード

プレミアム

スターター

プラス

月額費用(年払い)

33ドル

(25ドル)

92ドル

(69ドル)

399ドル

(299ドル)

5ドル

2,000ドル

取引手数料

2.0%

1.0%

0.5%

5.0%

0.15%

スタッフアカウント数

2

5

15

1

無制限

ベーシックプラン

月額費用(年払い)

決済

特徴

33ドル(25ドル)

・取引手数料:2.0%

・通貨両替手数料:2.0%

・2人のスタッフメンバー

・1,000か所のロケーションまで

・POSシステム

・基本的なレポート

<向いている事業者>
  • 個人事業主
  • 小規模事業者
<特徴>

ベーシックプランは、低価格でありながらECサイトに求められる必要最低限の機能はすべて揃えています

また、1,000か所のロケーションを利用できるため、発送で困ることはそうないでしょう。ロケーションとは、ストア所在地以外の場所から発送する外部倉庫のこと。たとえば、メイン商材を「ストア所在地」から発送し、サブ商材は「外部倉庫」から発送したい、といった場合にロケーションを追加します。

そのほか、POS(Point of Sale)システムが利用できるのも嬉しいポイント。POSシステムとは「販売時点情報管理システム」のことで、商品がいつ、何個、いくらで売れたかを記録します。データは在庫情報と連動してリアルタイムで反映され、データ分析に活用されます。

商品登録に制限もなく、個人事業主や小規模ECサイトであれば困ることはないでしょう。スタッフメンバーが2名に限られるため、人を入れて事業規模が大きくなるまではベーシックプランでも問題ありません

スタンダードプラン

月額費用(年払い)

決済

特徴

92ドル(69ドル)

・取引手数料:1.0%

・通貨両替手数料:2.0%

・5人のスタッフメンバー

・1,000か所のロケーションまで

・POSシステム

・プロフェッショナルレポート

<向いている事業者>
  • 詳細なレポート機能を利用したい事業者
  • スタッフ数の増員を考えている事業者
<特徴>

スタンダードプランは料金が高くなりますが、その分取引手数料が半額(1.0%)になるため、取引数が多ければ多いほど恩恵を得やすくなっています。また、プロフェッショナルレポートを利用できるため、より高度なマーケティング戦略を実施できるのも見逃せません。

プレミアムプラン

月額費用(年払い)

決済

特徴

399ドル(299ドル)

・取引手数料:0.5%

・通貨両替手数料:2.0%

・関税と輸入税の税率:0.85%

(Shopifyペイメント以外:1.5%)

・15人のスタッフメンバー

・1,000か所のロケーションまで

・POSシステム

・プロフェッショナルレポート

・カスタムレポートビルダー

・国際価格管理

・関税と輸入税

<向いている事業者>
  • 中規模・大規模ECサイト運営者
  • 大人数のマーケティングチームを編成したいECサイト運営者
<特徴>

プレミアムプランは、15人までのスタッフメンバーに加え、カスタムレポートの作成などShopifyの機能をフルに活用できるプラン。カスタムレポートとは、Googe広告などのデータを連携した自社用レポートを作れる機能です。

さらに、配送業者選択で「標準」「速達」「当日」などから選択できる機能がデフォルトで備わっており、より柔軟な配送オプションをユーザーに提供できます

スターター

月額費用

決済

特徴

5ドル

・取引手数料:2.0%

・通貨両替手数料:2.0%

・SNSで商品販売可能

・ノーコードで簡単に設定できる

<向いている事業者>
  • すでにWebサイトやSNSなどでフォロワーを抱えている事業者
<特徴>

スタータープランは、SNS、メール、SMS、WhatsAppなどにリンクを設置するだけで簡単に商品販売ができるプランです。わざわざECサイトを構築しなくても、すでにあるSNSプラットフォーム上でビジネスをスタートできます。

Shopify Plus

月額費用

決済

特徴

2,000ドル

・取引手数料:2.0%

・通貨両替手数料:2.0%

・D2Cや実店舗、B2B、SNS、リテールなど複数チャネルに対応

・すべてのチャネルのデータを集約して分析

・24時間体制のテクニカルサポート

<向いている事業者>
  • 複数チャネルでの販売を狙うECサイト運営者
  • Shopifyのカスタマイズ性を最大限に活かしたビジネスをしたいECサイト運営者
<特徴>

Shopify Plusは、D2Cや実店舗、B2B、SNS、リテールなど複数チャネルを統合したビジネスを展開できるプラン。月額費用は高額ですが、

  • スタッフメンバーは無制限
  • 追加できるデザインテーマは100種類まで無料で使用可能
  • Shopify POS Proも無料

など様々な特典が利用できます。また、24時間体制で専任のサポートが受けられるため、突発的なトラブルにも対応可能です。

Shopify Plusについては下記記事も参考にしてみてください。

関連記事:ShopifyPlusと通常プランの違いとは?機能と料金を比較

3. サイトデザインを決める

3. サイトデザインを決める

自社のブランドに合ったサイトデザインを決めます。Shopifyにはたくさんのデザインテンプレート(無料・有料あり)が用意されていますので、イメージに近いものを選ぶだけで簡単にデザインができてしまいます。もちろん、配色の変更やレイアウトカスタマイズも自由自在です。

Shopifyのテーマについては以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:Shopifyテーマ業種別おすすめ10選|特徴・使い方・選び方・日本語化の方法も解説!

4. 商品登録をする

4. 商品登録をする

商品登録ページを開いたら、さっそく商品を追加していきましょう。商品ページでは以下の項目を設定します。

  • タイトル
  • 説明
  • メディア(画像)
  • 価格設定
  • 在庫
  • 配送
  • バリエーション など

とくにタイトル、説明、メディア(画像)はユーザーに訴求する大きな要素です。文字装飾なども活用して訴求しましょう。

4. 商品登録をする

また、コレクションを設定すると、一定の条件で商品をグルーピング可能です。たとえば、家具を取り扱うショップなら「デスク」「ソファ」というコレクションを作成するイメージです。

4. 商品登録をする

複数の商品をまとめて登録したい場合はCSVファイルから一括登録もできます。商品管理画面右上の「インポート」をクリックすれば表示されます。

5. 決済方法・送料を設定する

決済方法や送料の設定は「設定画面」から行います。サイドメニューの左下「設定」をクリックし
ます。

5. 決済方法・送料を設定する

設定画面が表示されたらサイドメニューから「配送と配達」をクリックすれば、送料や配達に関する設定が可能です。デフォルトの配送料は全国一律1,000円で設定されていますので送料を変更したい場合は「送料の追加」から新しい送料を追加してください。

5. 決済方法・送料を設定する

続けてサイドメニューの「決済」をクリックすると、決済の設定画面が表示されます。

初期状態ではShopifyペイメントが有効になっていないので「Shopifyペイメントを有効にする」をクリックして設定を進めてください。

Shopifyペイメントは、Shopifyが提供する決済サービスで、クレジットカード決済やApple Pay、Google Payなど人気の決済方法を一括で導入できます。また、決済手数料も低いため有効化しておいて損はないでしょう。

6. お問い合わせや特商法ページを作る

6. お問い合わせや特商法ページを作る

お問い合わせページや特商法(特定商取引法)ページを作成しましょう。お問い合わせはユーザーからの問い合わせに対応するためにも必要なページです。特商法ページは、運営者名や住所、連絡先などを記載するページで、ECサイトは掲載が義務づけられています

両方ともユーザーの疑問や不安を取り除くためには重要なページですので、忘れず追加しておきましょう。

ページの作成手順は以下のとおり。

  1. サイドメニューの「オンラインストア」から「ページ」をクリック
  2. ページ画面の右上から「ページを追加」をクリック

7. SNS連携設定をする

現代のECサイト運営では、SNSを抜きに考えるのは難しいでしょう。SNSはユーザーとの接点を作りやすく、ファンを増やせればECサイトへの流入だけでなく、SNS上で商品を販売可能です。Shopifyで連携できるSNSは以下の5つです。

  • Instagram
  • Facebook
  • TikTok
  • Twitter
  • Pinterest

ShopifyとSNSを連携するには、各SNSでECサイト用のアカウントを作成する必要があります。また、InstagramやTikTokではビジネスアカウントへの切り替えが必要です。

8. 注文テスト(決済テスト)を実施する

Shopifyでは「テストモード」が用意されていて決済システムのテストが可能です。ECサイトを公開する前に注文テスト(決済テスト)を実施しましょう。一般公開された後にいきなり決済トラブルがあれば、サイトの印象が悪くなってしまうからです。

手順は以下のとおり。

  1. 管理画面から設定 > 決済に移動
  2. Shopifyペイメントで管理をクリック
  3. テストモードを使用するを選択
  4. 保存をクリック

9. 各種ツール導入や集客対策をする

9. 各種ツール導入や集客対策をする

最後に、Shopifyストアの構築以外にも必要な作業をご紹介します。

ストア分析とレポートを活用する

「ストア分析」は、販売、注文、オンラインストア訪問者などのデータが表示され、前期との比較や平均注文金額などが確認できます

「レポート」は財務、集客、マーケティングなど多岐に渡るレポートが用意されており、スタンダードプランでも7種類のレポートが活用可能です。ECサイトの現状を分析するのにレポートは役立ちますので、有効活用したいところです。

どのプランでもストア分析は利用できますが、レポートはプランごとに利用できるレポートの種類が異なります。

アプリを追加する

アプリを追加する

Shopifyは、デフォルト機能だけでもECサイト運営には困りません。しかし、より高度なカスタマイズをする場合にはアプリを追加する必要があります。基本的に利用するShopifyアプリは以下の2種類です。

  • 公開アプリ:Shopifyアプリストアで一般公開されているアプリ
  • カスタムアプリ:一部のストア向けに開発されている限定アプリ

アプリは販売促進、SNS連携、リピート獲得など、用途によって数多く用意されています。自社サイトに必要なアプリをインストールしておけば、効果的にECサイトを運営できるでしょう。Shopifyアプリについては以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:おすすめのShopifyアプリ一覧26選|利用時の注意点もご紹介

集客導線を作る

ECサイトを軌道に乗せるためには、集客導線を作る必要があります。

集客する方法はいろいろありますが、予算があるなら広告出稿でユーザーを呼び込むのが有効です。広告は短期間で効果を出せるため、スタートダッシュにはおすすめの手法といえます。ほかにも時間はかかりますが、SNSやSEO(検索エンジン最適化)からの集客も重要な施策です。SEOとは、検索結果で上位表示するための施策のことです。

SNSは日頃からファンと交流できるプラットフォームであるだけでなく、Shopifyと連携すればSNS上からそのまま購買に繋げられます。SEOは商品ページやショップブログを上位表示することで、中・長期にわたって検索からの流入が期待できます。

リピーターになってもらう

リピーター客の獲得も重要な作業の1つ。上記のSNS運用でもファンは獲得できますが、大切なのは利用してくれたユーザーにまた購入してもらうことです。

リピーターになってくれたということは、一定の満足感を持ってくれた証でもあります。1人でも多く満足度の高いユーザーを増やすことがECサイトの安定成長に繋がるのです。

リピーターになってもらうには、繰り返し購入するメリットを提供する必要があります。たとえば、クーポンの配布やポイント機能の導入が考えられます。いろいろな工夫をこらしてファンを増やしていきましょう。

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忙しい場合はShopify(ショッピファイ)の構築を外注する方法も

Shopifyは、誰でも簡単にECサイトを構築できるサービスですが、自社のビジネスに最適化した設定やデザインにするにはそれなりの労力がかかります。もし、少しでも早くECサイトを開店して売上拡大に注力したいのであれば、構築を外注するのがおすすめです。

外注した場合の費用相場は、規模にもよりますが30万円~となっています。もちろん、こだわるポイントが多ければ費用は数百万円にもなるケースがあるため、費用感がわからない場合は気軽に問い合わせてみてください。

関連記事:Shopify制作会社おすすめ14社を厳選紹介!

Shopify(ショッピファイ)の始め方について紹介しました

Shopifyは、誰でも手軽にECサイトを構築できる素晴らしいプラットフォームです。本記事でご紹介した手順を踏めば、明日にでもECサイトを始められるでしょう。ただし、自社ビジネスに最適なサイトを作るには試行錯誤も必要です。スピーディーなビジネス展開を望むのであれば、構築設定などを外注することも検討してみてください。

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