在庫管理アプリのおすすめ8選!失敗しない選び方や注意点も解説
社内や店舗、ネットショップの在庫管理に工数がかかり、社内リソースが足りず悩んでいる方もいるかと思います。そこで本記事では、在庫管理アプリについて徹底解説。おすすめの在庫管理アプリをはじめ、導入のメリットやデメリット、失敗しないアプリの選び方まで幅広くお伝えします。
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在庫管理アプリとは
在庫管理アプリとは、企業やネットショップなどの在庫管理業務を円滑に進めるためのアプリケーションのことです。スマートフォンで簡単に操作できるため、社内における在庫管理の効率化に役立ちます。
在庫管理アプリにはどんな機能がある?
在庫管理アプリの機能として、以下のものがあげられます。
- 物品登録
- 物品の入出庫記録の作成
- 物品のQRコード・バーコード生成
- アラート機能
代表的な機能は、在庫の数量や保管場所、状態を把握する「物品登録」です。また、物品の入出庫記録を作成できたり、QRコード生成によって在庫データを円滑に管理できたりと便利な機能が揃い
ます。
アプリによっては「アラート機能」が付いているものも。アラート機能が在庫減少や期限切れを知らせてくれるため、仕入れロスの削減につながります。
在庫管理アプリの選び方
アプリによって特徴や機能は異なります。失敗しないためにも、在庫管理アプリの選び方を抑えておきましょう。
1. 問題点を洗い出して最適なアプリを選ぶ
「何となく必要だから在庫管理アプリを導入したい」という考えだとアプリの効果も得にくいです。まずは、自社の在庫管理業務のどこに問題があるのか洗い出しましょう。
- 発送業務でヒューマンエラーが目立ってきた
- 売上に対して仕入れコストが大きい
- 目玉商品の在庫がすぐに無くなってしまう
まずは、自社の在庫管理業務のどこに問題があって、何の機能があれば解消できるのかを理解することが大切です。
2. 無料範囲や料金形態を調べておく
アプリの料金形態をあらかじめ調べておきましょう。無料で使えるのなら、まずは無料の範囲内で使うのがおすすめです。
最初から有料課金をする必要はありません。ショップが小規模なら無料アプリから始めて、規模が大きくなってから有料課金するのがよいでしょう。
月額制や従量課金制などアプリによって課金形式も異なります。予算や目的を考慮しながら最適なプランを選択することが大切です。
おすすめの在庫管理アプリ8選
何の在庫管理アプリを使えばよいかわからない方のために、おすすめの在庫管理アプリをご紹介します。初めてでも使いやすい8つのアプリをピックアップしたので、ご参考にしてください。
1. zaico
画像引用:zaico
zaicoのおすすめポイント
- アプリからブラウザまで利用できる
- 無料プランから全機能が使えるフルプランまで充実している
- 会計ソフトや営業支援ツールとの連携もできる
zaicoは、株式会社ZAICOが運営する在庫管理ソフトです。スマートフォンやタブレットでのアプリとしての利用はもちろん、PCでのブラウザ利用もできます。
物品登録やQRコード生成、入出庫管理、発注アラートなど在庫管理の主要機能は網羅しており、料金プランも無料プランから全機能が使えるフルプランまで充実しています。
会計ソフト「freee」や、営業支援ツール「Salesforce」との外部連携機能。取引や納品データを紐づけることで会計や営業活動の効率化を図れます。
zaicoの概要・実績・価格感
TEL |
要問い合わせ |
会社所在地 |
山形県米沢市大字花沢331番地 |
設立年 |
2016年10月 |
実績詳細 |
|
価格感 ※税込み |
ミニマム:4,378円 ライト:10,780円 フル:43,780円 エンタープライズ:10万円から要相談 |
2. ナノ倉庫
画像引用:ナノ倉庫
ナノ倉庫のおすすめポイント
- 小規模ショップ向けのシンプルな機能が揃う
- カタログ管理機能やレポート作成機能もある
- 月額400円の買い切りで利用できる
ナノ倉庫は、App Store(iPhoneアプリ)で利用できる在庫管理アプリです。小規模ショップ向けのアプリで、ダッシュボード上で簡単に在庫状況を把握できます。
入出庫管理やコードのスキャンといった基本機能のほかカタログ管理機能やレポート作成機能といった便利な機能も。無料トライアルはありませんが、1回400円の買い切りで利用できるためコストパフォーマンスも優れているといえます。
ナノ倉庫の概要・実績・価格感
TEL |
要問い合わせ |
会社所在地 |
要問い合わせ |
設立年 |
要問い合わせ |
実績詳細 |
要問い合わせ |
価格感 ※税込み |
400円(税込) |
3. ロジクラ
画像引用:ロジクラ
ロジクラのおすすめポイント
- 20,000社以上の導入実績があるので信頼性が高い
- 複数拠点の在庫状況もすぐに確認できる
- 在庫変動ログ機能によって在庫の動きがわかる
ロジクラは、株式会社ロジクラが運営する在庫管理ソフトです。20,000社以上の導入実績があり、スマートフォンなどモバイル端末(iPhoneアプリのみ)をはじめPCでのブラウザ利用にも対応しています。
基本機能はもちろん、複数拠点の在庫状況も一目で把握できる機能も搭載(有料プランのみ)。複数の実店舗を経営している事業者にとってはうれしい機能といえます。
また「在庫変動ログ」によって履歴も記録。万が一トラブルが発生した際、どの時間に入出荷が行われたかを即座に確認できます。
ロジクラの概要・実績・価格感
TEL |
03-6362-4084 |
会社所在地 |
東京都渋谷区東2丁目27-10 TBCビル 3F |
設立年 |
2016年8月 |
実績詳細 |
|
価格感 ※税込価格は要問い合わせ |
ライトプラン:12,800円(税抜) プラミアムプラン:40,000円(税抜) |
4. クラプロ
画像引用:クラプロ
クラプロのおすすめポイント
- iPhone・Android・ブラウザで利用できる
- 無料プランでも基本機能を無制限で使える
- ショップの規模に合わせたプランを選択できる
クラプロは、ビズノード株式会社が運営している在庫管理アプリです。App Store(iPhone)とGoogle play(Android)の両方に対応。ブラウザでも利用できます。
プランは無料、エントリー、ライト、スタンダードの4種類。無料プランは商品登録は50点までですが、入出庫管理やQRコード生成など、基本機能を無期限で利用できます。
商品登録はエントリープランで300点、ライトプランで1,000点、スタンダードプランで無制限。ショップの規模に合わせたプランを選択できます。
クラプロの概要・実績・価格感
TEL |
050-3551-9637 |
会社所在地 |
要問い合わせ |
設立年 |
要問い合わせ |
実績詳細 |
要問い合わせ |
価格感 ※税込み |
エントリー:980円 ライト:2,980円 スタンダード:9,800円 |
5. 備品在庫管理
画像引用:備品在庫管理
備品在庫管理のおすすめポイント
- 社内の備品管理向けのサービス
- 入出荷数を記録するだけで在庫を自動集計してくれる
- kintone導入企業にとっては利便性が高い
備品在庫管理は、サイボウズ社が運営するクラウドサービス「kintone」の中に含まれている在庫管理アプリです。
消耗品など社内の備品管理向けのサービスで、入出荷数を記録するだけで在庫を自動集計しグラフ化。社内の備品状況を一目で確認できます。
在庫管理としての機能は少ないですが、自社に必要な機能をプラグイン的に利用ができるのが「kintone」の強みです。たとえば営業報告や売上管理、会計システムとのデータ連携など。
普段からkintoneを利用している企業にとっては、その一環として「備品在庫管理」を導入することで、kintone内でのスムーズな連携ができます。
備品在庫管理の概要・実績・価格感
TEL |
要問い合わせ |
会社所在地 |
東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー 27階 |
設立年 |
1997年8月 |
実績詳細 |
要問い合わせ |
価格感 ※税込み価格は要問い合わせ |
スタンダードコース:1,500円/1ユーザー(税抜) ライトコース:780円/1ユーザー(税抜) |
6. 備品管理クラウド
画像引用:備品管理クラウド
備品管理クラウドのおすすめポイント
- iPhone・Android・ブラウザで利用できる
- リースやレンタル品の契約管理にも対応している
- Excelからのデータ移行が簡単にできる
備品管理クラウドは、アストロラボ株式会社が運営する在庫管理ソフトです。ブラウザ利用をはじめ、App Store(iPhone)とGoogle play(Android)でも利用できます。
商品の在庫管理はもちろん、リースやレンタル品の契約管理も可能です。自動更新が必要な契約をダッシュボードで確認でき、近くなったタイミングでのアラート通知を行います。そのほか固定資産や減価償却の管理も可能です。
また、Excelの備品台帳データ一括取込機能を搭載。普段Excelで在庫管理を行っている方でも簡単にデータを移行できます。
備品在庫クラウドの概要・実績・価格感
TEL |
03-6672-7400 |
会社所在地 |
東京都港区南青山1-26-1 寿光ビル 6階 |
設立年 |
2012年12月 |
実績詳細 |
|
価格感 ※税込み価格は要問い合わせ |
月額5,000円〜 |
7. FLAM
画像引用:FLAM
FLAMのおすすめポイント
- 会計ソフトや営業支援ツールと連携できる
- 依頼企業のニーズに合わせたカスタマイズにも対応している
- 不正アクセス防止対策を徹底している
FLAMは、株式会社フリップロジックが運営する在庫管理クラウドサービスです。ブラウザをはじめiPhoneやAndroidでも利用可能です。
在庫の一元管理をはじめ会計ソフトとの連携、営業支援ツールとの連携など幅広い機能を搭載しています。依頼企業のニーズに応じて個別カスタマイズも可能です。
セキュリティに強いのもFLAMの魅力。サーバーの多重化やSSLなどによる不正アクセス防止対策を徹底しています。
FLAMの概要・実績・価格感
TEL |
087-802-0501 |
会社所在地 |
香川県高松市新北町11-2 |
設立年 |
2005年5月 |
実績詳細 |
|
価格感 ※税込み |
スタンダード:10,230円 プロフェッショナル:21,780円 プレミアム:54,780円 |
8. Tana
画像引用:Tana
Tanaのおすすめポイント
- 海外仕様のバーコードにも対応している
- 日本語と英語がメインで相談次第で他言語も対応してくれる
- 1名だと完全無料、2名以上でも100円(税別)から追加できる
Tanaは、Instoll株式会社が運営する在庫管理アプリです。App Store(iPhone)とGoogle play(Android)どちらでも利用できます。
大学の研究室で生まれたアプリで、日本のみならず海外対応しているのが強みです。海外仕様のバーコードにも対応しており、海外からの商品もiOSやAndroidデバイスから簡単に登録できます。
言語はデフォルトで日本語と英語に対応。個別相談で他の言語に対応してくれる場合もあるよう
です。
1名で利用する場合は完全無料で利用できます。2名以上でアプリを使う場合は1名につき200円(学生は100円)で追加可能です(税別)。
Tanaの概要・実績・価格感
TEL |
要問い合わせ |
会社所在地 |
要問い合わせ |
設立年 |
要問い合わせ |
実績詳細 |
要問い合わせ |
価格感 |
1名での利用は永年無料 スタンダードプラン:月200円/1名追加につき(税別) アカデミックプラン:月100円/1名追加につき(税別)
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在庫管理アプリを利用するメリット・デメリット
在庫管理アプリの利用にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。以下でお伝えし
ます。
メリット
まずは在庫管理アプリのメリットから見てみましょう。
1. リアルタイムで在庫を把握できる
最大のメリットともいえるのが、リアルタイムで在庫状況を把握できること。商品の入庫から出庫までのプロセスを可視化できます。アプリを開けばリアルタイムでの在庫状況が一目でわかるため、適切なタイミングでの発注が可能です。
2. ヒューマンエラー削減によって在庫管理精度を高められる
在庫管理アプリでは、商品ごとにQRコードやバーコードを発行します。今まで目視で確認していたものを自動化することでヒューマンエラーが削減され、顧客満足度を保持できるように。入出庫や検品時のルールさえ定めておけば、管理精度が大幅に高まります。QRコードをスキャンすればデータもすぐに確認できるため、業務効率化にもつながります。
3. 在庫最適化によってキャッシュフローを改善できる
在庫状況を一目で確認できるため、過剰在庫を避けられます。在庫を最適化することでキャッシュフローの改善が可能です。たとえば、季節ごとに売れる商品が変わる場合、季節に応じて発注数を変えるなどの工夫が可能に。反対に、季節によって受注数が減る場合は、発注も最小限に抑えることができるでしょう。過剰在庫を避けることで、キャッシュフローの改善につながります。
デメリット
続いて、在庫管理アプリのデメリットを見ていきましょう。
1. セキュリティリスクがある
在庫管理アプリは便利な反面、セキュリティリスクが潜んでいます。スマートフォンやタブレットで在庫状況を確認・共有できますが、アクセスが容易なゆえに情報漏洩のリスクを拭えません。アプリを複数人で共有する場合は、就業時間外はアプリを開かないなどルールを定めておくことが大切
です。
2. 導入・運用コストがかかる
規模の大きいショップ向けの機能を揃えるとなれば、ある程度の費用は見ておく必要があるでしょう。アプリ自体のインストール時に料金がかかったり、毎月固定の料金が発生したりと、アプリによって課金形式は異なります。無料で利用できるアプリもありますが、無料範囲だけではカバーできない部分も出てくるので、ある程度の予算を見ておきましょう。
在庫管理アプリを利用する際の注意点
最後に、在庫アプリを利用する際の注意点をお伝えします。
1. 無料で使える範囲が制限されている場合が多い
「フリープラン」など無料で使えるプランを用意しているアプリも多いです。しかし、登録できる在庫数やメンバー数が制限されているケースがほとんど。小規模のショップなら十分ですが、中〜大規模になると機能が物足りなくなるので、有料版が必要不可欠となるでしょう。自社の予算と目的に見合ったアプリを選択しましょう。
2. 定着するまでに時間がかかる
新しいアプリを導入すると、定着までにどうしても時間がかかってしまいます。1人ならまだしも複数のスタッフがいる場合は、全員がスムーズに使えるようになるまで時間が必要です。そのため、アプリの使い方に関する現場スタッフ用のマニュアルを用意したり、導入直後は教育に時間を使ったりと、アプリを定着させるための工夫をしましょう。
【まとめ】おすすめの在庫管理アプリや選び方をご紹介しました
在庫管理アプリのおすすめをご紹介しましたが、アプリによって特徴や料金、向いている企業規模などは異なります。アプリを選定する時は、自社の在庫管理の問題点を洗い出し、どのくらいの規模感で、何の機能が必要なのか考えておくことが大切です。お伝えした注意点も参考にしながら、自社に合った在庫管理アプリを選びましょう。
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